iPhone痛恨のオプション解約忘れ (前半)

スマートフォンのお得な買い方の記事を書きながら、オプションの解約手続を忘れてしまうという痛恨のミスをしてしまいました。
前回の「iphoneをWi-Fi仕様に 2014年1月6日(月)https://soudanskill.com/20140106/785.html」の記事の中に書いた「あとは2ヶ月無料のオプションを今月末に解約するだけです。」というオプションの解約を月末のバタバタで、すっかり忘れてしまいました。2月になってすぐに思い出しました。

そもそも、auへの電話料金が本来1時~21時が無料のところ、通話定額24という24時間無料になるというオプション自体使わなかったのに、無料期間が2ヶ月あるからこれだけあと1ヶ月残しておこうという貧乏人根性を出してしまったのが悪かったのです。一緒に解約すれば問題がなかったのです。
まあ500円程度の損害で済んだのが幸いでした。1000円だったらショック大でした。

とりあえず、窓口で解約していたかどうかを確認して、解約してないことが分かり、日割りがないことも確認しました。このオプションは月単位なので解約予約ができるとのことで、2月末での解約を申し込みました。
窓口で「オプション商法に引っかかってしまった」と話をしたら、2000円分のオプションを全く使わず6ヵ月後に気づいた人もいましたよ」と言われました。

このオプション商法は、量販店での本体代金割引に必須の契約ですが、初月無料だから1ヶ月したら解約すればよいということで、契約者には全く負担はありません。量販店はオプションの契約による販促費を得ていると思われます。
ただし、一度契約してしまうと、「解約忘れ」や「何となく継続」してしまうのが、フリーミアムのメリットでありデメリットであります。
かなりの人が解約忘れをするのかもしれませんし、便利だと思って使い続ける人もいるのかもしれません。
この1つだけ2ヶ月無料というのも解約忘れを狙っているかのような被害妄想になります。

重要なことは
・無料期間で必ず解約手続すること。また、無料期間が1ヶ月なのか30日なのか確認しておくこと。店頭でもらうオプション契約一覧表を確認すること。
・最近は紙の請求書ではなくWEB請求書を利用している場合があるので、必ず請求書の金額と中身を確認しておくこと。
そして、オプション契約が「悪」と思いがちなところですが、オプション契約をすることによって本体代金が大幅に割引されるというメリットがあり、このメリットは最強であることを知っておくことです。オプション契約なしの場合、高額な機種料金が必要になることがあるので、真剣に比較すれば、無料期間で解約するということを忘れさえしなければ、最強のメリットです。
まあ、解約し忘れたとしても、数千円程度であれば、許容範囲と思います。

以上のことを理解して、相談現場で同種の苦情の対応方法を自分なりに考えていくことになります。

後半は相談員向けに書いている記事なので、会員限定とさせていただきます。
実際に、この種の苦情があれば、「どう評価して、どう対応したらよいのか」について、突っ込んで説明したいと思います。

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iphone購入の質問

新入学の季節が近づき、子どもへの携帯電話・スマートフォンの購入を検討しなければならない頃になりました。
それに関して質問がありましたので、わかる範囲で回答しましたので記事にしました。

質問

iPhone購入を迷っています。現在はドコモのガラケーで夫と2台で月4500円の使用料金です。ほとんど使いません。子どもが3月に学割でiPhone購入予定で、一緒に購入すると家族も安いのでこの時期がチャンスとのことですが・・・アドレス変更が面倒なので、ドコモで購入を考えています。ドコモでもWi-Fi仕様にできますか。どのような契約にしたら、料金を安く安全に快適に使用することができるのか?悩んでいます。

ドコモも前回auで紹介したように、データー通信契約を解約できることをドコモショップで確認しました。
4G(ドコモで言うところのXi=クロッシィ)ドコモはこの2月から二段階パケット料金制度もなくなり、基本的にはフラットプランのみになりました。
(注意)FOMA(いわゆるガラケー)は二段階プランがあります。
しかし、スマートフォンは基本的にXiです。

まず、パケット使い放題プランを解約します。すると、従量制プランになります。データ通信を完全に遮断する自信があれば、キャリアメルアドがもらえるSPモード(315円のネット接続サービス契約、ガラケーではiモード)を契約していてもいいですが、まず、無理なのでSPモードも解約します。これで、データ通信は完全にできなくなります。すなわち、基本料とユニバーサル料と通話料になります。
パケット定額サービスを解約すると各種割引が適用除外になります。具体的には月々割、学割家族基本料無料など。
したがって、WI-FI運用する場合は学割家族で無料になるプランは使えなくなります。
それでも、月々の維持費が約1000円になります。家族間通話でしたら通話料も無料になります。

もし、機種代金が分割払いだと月々割がなくなるので意味がありません。3000円として72000円を支払うことになります。本体一括0円の機種を探します。
iPhone5Cは新規・MNP0円のことが多いですね。秋シーズンにはほかの機種も無料が多かったのですが今はあまりないようです。ショップを頻繁にのぞいて下さい。
MNPだとさらに2万円程度の商品券が付く場合もあります。新規だと商品券はつかないが機種が0円になる場合もあります。
最近ドコモは好調なので、あまり販売奨励金が出ていない可能性もあります。この前の秋シーズンは最新機種でも0円がありました。
一番大事なことは、WI-FI運用では、「キャリアメールアドレスを持つことができない」ということです。
※解約金9750円で完全にWI-FIのみ運用するという鬼のようなやり方もあります(1000円×24ヶ月よりも安い)。

また、機種変更になると高額な機種代金が必要です。
MNPもしくは新規で本体一括0円購入していることが必要になります。
したがって、WI-FI運用で維持費を格安にしたい場合は、電話番号やメールアドレスやキャリアなどを犠牲にしてGETできるものであると思っていてください。
なお、ソフトバンクはフラット定額プランの解約は不可能であると聞いています。

それでは、無理かと思うかもしれませんが、方法はあります。
ガラケーとスマホの2台持ちにするのです。
ドコモはここ数年顧客獲得のために新規契約で本体一括0円セールをよくやってます。最新機種の場合もあります。ガラケーを子どもの学割と同時に購入し、メール使い放題基本料プランにすればメールも無料。それをメイン携帯にして、もう1台スマートフォンを契約してWI-FI運用するのです。ただし、ドコモのままだと何らかの費用負担が生じます。もし、auにMNPするのであれば、最大限の恩恵が受けれるでしょう。

結論
auへの変更なら
子どものiPhoneは新規契約・・・学割で基本料無料でデータ通信はフラット料金(月6000円程度)
夫婦のガラケーはMNP契約・・・auの本体一括無料のガラケーで、学割家族基本料無料。月割りがあれば毎月料金はマイナスから始まる。メール使い放題プランがお勧め。おそらく、MNP特典で1人2万円の商品券があるかも(維持費月0円~)。
WI-FI運用のためのiPhoneは新規契約・・・データ通信を解約。基本料月1000円程度で運用可能。
新規契約事務手数料やMNP手数料は商品券で充当
すべて、2年後の解約料無料月にドコモにMNP
前提としてヤマダ電機やエディオンの量販店が競合キャンペーンをしていること。

文字で説明は難しいです。直接説明しなければ理解は難しいかもしれません。
4月からは直接個別に説明できるようになるかもしれません。

「アドレス変更が面倒なので」という場合は恩恵にあずかれません。少々面倒でもチャレンジャーが恩恵を受けます。

もし、電話番号の変更やメールアドレスの変更などが了解できるのであれば、もう少し具体的に説明します。

もう一度確認です。
夫婦で使用している2台のガラケーはMNPしない限り、特典はほとんどありません。
スマートフォンでフラット定額を支払うつもりであれば、機種変更なら月々割りでどれだけ負担が減るかというところです。
新規購入であれば、実質無料(月々割を使う)で本体を購入することは可能でしょう。
子どもがフラットプランでしょうから、実質0円が活用でき新規契約可能でしょう。
新規一括0円(月々割を使わなくても0円)で購入できるなら、もう1台はWI-FI運用に当てることができます(月々割がないので実質0円が使えないので)。
ちなみに、ガラケーでもWEBにつなげないならメール使い放題プラン(タイプシンプルバリュー)がお勧めです。
私もガラケーはメール使い放題プラン+2台目WI-FI運用iPhone5Cです。

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【追記】(平成26年2月5日)
ドコモのiPhoneについてもう少し調べました。
実はiPhone5sと5Cはドコモの公式価格で、MNP・新規・機種変更が16GBで実質無料でした。5Cはマイナスも。
5Sはなかなか安くなっていなかったのですが、実質無料になってました。
しかも、両方とも「機種変更」も同額の月々割がついて「実質無料」です。
機種変更は通常高額な機種代金が必要なのですが「iPhone」は力を一番入れているのでこの価格なんでしょうね。
ほかのアンドロイドスマートフォンでは機種変更は高額な費用が必要です。
パケット定額を払ってもよいなら。電話番号もメールアドレスも変わらないドコモからの機種変更も候補に挙げられます。
私も子供用にauへのMNPを考えていましたが、解約月以外の解約料が不要になる「機種変更」も検討してみます。
店頭のiPhoneカタログを確認してください。

ドコモの機種変更は公式割引料金ですが、新規とMNPは公式料金よりも量販店の店頭価格のほうが安いです。基本的に無料に近く、MNPだと商品件が最大2万円ついてきます。
それはauでも同じですね。
auでは私が秋に購入した抱き合わせ特典はなくなっていたので、あまりおいしくないような気がします。
それでも。3月に光回線を契約するので、auスマートバリューが使えるため、悩み事は増えそうです。

共感の一歩は相手を知ることから

相談業務は相談者とのコミュニケーションが最も大切です。
コミュニケーションを円滑にするためには相手から信頼を得ることが重要です。
信頼を得るためには相手を知ることがステップとなります。

相手の気持ちになって考えることが重要といえば簡単ですが、実際は簡単でないことが多いです。
相談員の価値観を押し付ける形になってはいけません。
一般常識が相手によって異なってくるというのもコミュニケーションの難しさです。
相手を理解することは簡単そうで難しいです。
特に世代間の価値観の違いは理解するのが大変です。
いわゆる、ジェネレーションギャップですね。
相談員の年齢層は50代前後がが中心です。

(参考)

全国消費生活相談員協会HP
トップページ > 協会の活動 > 報告書のご案内
http://www.zenso.or.jp/katsudou/houkoku.html
全国消費生活相談員協会会員実態調査報告書[掲載日時: H24.01.25 ]
平成23年9月に行った第10回目の調査報告です(PDF形式:1117KB)
http://www.zenso.or.jp/files/kaiinjittaityosa201109.pdf
2ページ
アンケート回答者1112人
40代286人(25.7%)、50代478人(43%)、60代233人(21.0%)

20代の相談者の価値観や考え方とは大きく異なることがあるということを認識しなければなりません。
相談員が常識として考えていること、そして、50代の世代にとっても常識である考え方が、20代の消費者と同じであるという前提で対応するとコミュニケーションにずれが生じて信頼を勝ち取ることができず、共感しあうことができないことにもなりかねません。
相談者が何を望んでいるのか、センターに何をしてほしいのか、同じ相談内容でも個人個人によって求めるものは異なります。

今の若者は「さとり世代」と呼ばれます。
50代といえば「バブル世代」です。
「今の若者が何を考えて何に対して消費しているのか」を考えてください。
また、20代の相談員は先輩相談員との価値観の違い、50代前後以上の相談者の気持ちを感じ取ってください。
ぜひ、読んで欲しい書籍です。

このサイトの会員へは必須参考書籍としたいところです。
大きな図書館においているかもしれません。
私も図書館で借りましたが、手元に置きたいので購入しました。

ポイントを抜粋できないほど濃い内容です。
あえて、抜粋すると
・「これからは、国も会社も守ってくれない」と言い聞かされて育ってきた。
・さとり世代は「物欲」より、「コミュニケーション欲」が強い
・「ネタになる」ことこそ重要で、ネタ消費のために「いいモノ」より「ネタになるモノ」を売るべきである。
・男性に求めるのは、バブル世代は三高(高学歴、高収入、高身長)だったが、さとり世代は三平(平凡な見た目、平均的な年収、平穏な性格)。
筆者はバブル世代なので、バブル世代の相談員にはとても納得できるものがあるのではと思います。


登録情報
単行本(ソフトカバー): 279ページ
出版社: PHP研究所 (2013/10/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 4569813402
ISBN-13: 978-4569813400
発売日: 2013/10/29
商品パッケージの寸法: 18.8 x 12.8 x 2.4 cm

内容紹介(amazonより)
涙袋、なんちゃって制服、ニコファーレ、キュン死、強制入籍セット……
「さとり世代」(17歳~26歳)にヒットしている「なんだコレ!?」の商品群から「次の市場を開くカギ」が見えてくる!
著者は「草食系」「おひとりさま」「年の差婚」など、若者たちの生活実感をあざやかに斬り取ったキーワードを世に広めた気鋭のマーケティングライター。「モノを欲しがらない」「闘争心に欠ける」「力を出し惜しみする」と言われる「さとり世代」が、実は消費することは嫌いではなく、周囲との同調性を重視し、効率主義に徹しているだけで、「私たち大人よりずっと賢い消費者であり生活者」だと分析する。
「ファッション・美容」「通信・ゲーム・アプリ」「飲食・菓子」など6つのカテゴリー別に、最新のヒット商品やキーワード「53」を抜粋し、4ページ見開きで解説。営業、商品開発者はもちろん、若者との対話に悩む上司にもおすすめ。

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