2ちゃんねるの削除依頼掲示板

掲示板に個人情報を書かれてしまい削除したいと思ったときにどうしたらいいでしょうか。
マイナーな掲示板などだったら、通常は無視していれば忘れられるでしょう。
ただし、「2ちゃんねる」の場合は有名すぎて、注目度が高く、googleでの検索でも上位に表示されます。
正攻法で削除依頼してもまず無視されるでしょう。例え、裁判をしたとしても費用がかかるだけで目的を達成することは困難です。
それでも、消費者センターでは、「サイト管理者に削除依頼、法律相談」という現実には解決に結びつかない助言にならざるを得ないでしょう。せめて、ECネットワークを紹介を紹介すれば、プロの助言を得ることができますので最低限紹介しましょう。

そして、「2ちゃんねる」の場合は、自己責任で削除してもらう行動を起こせる場合があります。
それは、2チャンネルの中の削除依頼掲示板に自ら削除してしてほしいと書き込む方法です。
もちろん、あの「2ちゃんねる」に書き込むのですから相当の覚悟と本人が掲示板を見ているということを知られてしまうリスクもあります。
しかし、わらをもつかみたい相談者が唯一残された可能性がこれになります。
通常では消費者センターでは助言できない可能性もありますが、上手に説明すれば教えてあげてもかまわないと私は思います。

「2ちゃんねる」のトップページ(http://www.2ch.net/)から真ん中の画像をクリックして、左側にフレーム(掲示板のリスト)があるメイン画面(http://www2.2ch.net/2ch.html)を表示します。

左側の掲示板のリストの最後の方に「運営案内」というリストがあります。

運営案内
ガイドライン
2chメルマガ
夜勤の巣
●売り場
◆削除要請は
削除依頼へ
◆苦情は
批判要望へ

この中の◆削除要請は削除依頼へをクリックして、削除依頼(入口)@2ch掲示板に入ります。

削除依頼(入口)@2ch掲示板
http://qb5.2ch.net/saku/

削除依頼(入口)@2ch掲示板

どのような形の削除依頼であれ公開させていただきます。★ どのような削除依頼でも、まず以下2つのリンク先全てに必ず目を通してください。

■ 削除ガイドライン  ■ 削除依頼の注意

★ 削除依頼板は2つあります。依頼内容によって使い分けてください。

☆ 以下のような重要削除対象は 削除要請板 へどうぞ。

削除ガイドラインで * のついているもの(↓の3項目)。
[個人の取り扱い(個人名・住所・所属/誹謗中傷/私生活情報/電話番号/メールアドレス)]
[差別・蔑視] [荒らし依頼]

削除ガイドラインで 特殊な扱い になっている依頼者(↓の3項目)。
[法人・団体] [個人・一群] [個人・二類]

警察へ相談中 の方(通報前は除きます)。

裁判により削除命令の判決を受けた当事者の方。

専用スレッドを除き、フォーム以外から投稿された依頼は受け付けませんのでご了承ください。

☆ それ以外の通常削除依頼は 削除整理板 へどうぞ。

★ 依頼と関係の無い投稿は禁止です。
特に削除要請板では板の性質上

依頼者のレス
削除人による削除判断前の、削除に対する反論
依頼者にとって有用なアドバイス・誘導
削除人による削除判断

以外の書き込みを禁止しております。
また、上記以外の書き込みは削除妨害と判断され、「2ちゃんねるに対する迷惑行為」として
規制が行われる可能性がありますので、上記以外の内容の書き込みはご遠慮ください。

書き込む前に|2ちゃんねるガイド&FAQ|チャット|掲示板一覧

ガイドライン等の説明のボリュームがかなり多いです。
しっかり読んで、覚悟して依頼してください。
それだけの価値はあります。

削除は削除権をもった削除人のボランティアで行われますので、かならずしも法律の正論通り対応されるかどうかは分かりません。
しかし、頻繁に作業がされているので正しく依頼すれば無視されることはないと思います。

最後の頼みの綱です。自己責任であることは自覚しておいてください。

参考にもう1つ方法を紹介します。
「2ちゃんねる」の1つのスレッドは書き込みが1000件までしかできません。
1000件に達するとしばらくして保管庫に移されます。
保管庫に移されると内容を見ることができなくなります。
手作業で1000件まで書き込んでスレッドを落としているものをときどき見かけます。
参考までに紹介しておきます。

この種の相談を受けたことのある相談員は、歯がゆい思いをしたかもしれません。
もし、ワンランク上の助言ができるようにしたいなら、この削除板を読み込んでください。
きっと勉強になると思います。

そして、最後にひとこと付け加えますと、「2ちゃんねる」が「怖い・怪しい・危険・ウソばかり」と思っているなら、それはバイアス(思い込み)です。いろんな情報が混在しているネット社会の縮図でもあります。「2ちゃんねる」を使いこなすことができればネットに対するスキルは必ずアップするでしょう。

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facebookからの覚えのない招待メール

差出人:”Facebook”
件名:お知らせ: ***** *****さんからFacebookへの招待が届いています。
内容(テキストメールの場合)
http://www.facebook.com/r.php?re=*******
Facebookへ移動する
http://www.facebook.com/
Hi,
***** *****さんからFacebookの友達リクエストが届いています。Facebookを使えば、どんなに離れたところにいる家族や友達とも、簡単に連絡を取り合うことができます。
他にも未承認の友達リクエストがあります。このリクエストを承認すると、他のリクエストを確認できます。
***** ****
> 友達4人
***** ****
Thanks,
The Facebook Team
========================================
The message was sent to *******@****. If you don’t want to receive these emails from Facebook in the future, please follow the link below to unsubscribe.
http://www.facebook.com/o.php?k=********
Facebook, Inc. Attention: Department 415 P.O Box 10005 Palo Alto CA 94303

まず、あなた自身が経験しているかもしれません。
もしくは、あなた自身がしてしまっていることかもしれません。
さらに、消費者センターに招待メールが次々に届いているかもしれません。
そして、あなたの消費者センターに「facebookからの覚えのない招待メール」が頻繁に送信されてくるという相談が来ているかもしれません。

人気のFacebookですが、最近、仕様が変更されたようです。
登録されているアドレス帳のメールアドレスすべてに自動的に招待メールを何度も送信されています。
この機能は初期設定で「有効」になっているので、自分で「無効」にしなければ、気がつかないうちに、スパムメールもどきを吐き出し続けていることになります。
Facebook的には、アドレス帳の友人知人にFacebookを使用していることを自動的に知らせてくれる便利な機能という位置付けになっているようです。
たとえば、商品を買った消費者にお店からのメルマガを受信するという初期設定になっているようなものです。
今回は自分自身ではなく、特定多数にメールを送ってしまうという「迷惑行為」ともいえると思いますが、あまりにもひどいやり方なので改善されるかもしれませんね。

対策
Facebookを使用している方
・登録するときに、インポートするアドレス帳を選択し設定できます。ヤフーなど初期設定でオンになっている(しかも自動的に知らせるという設定になっている)場合もあり、それ以後も同期する設定になってしまっている可能性があります。設定済みの場合は、「招待とインポートした連絡先を管理」というページで確認し、不要であれば、削除するなど、設定を変更します。

招待メールが来た方
・友人であれば、メールをが送られてきていることを知らせてあげて、このことを知っているか確認してください。

同様の苦情は検索すればたくさん出てきます。
今回の記事で完璧に説明はできていませんが、何となく雰囲気は分かったと思います(詳しく知りたい方は検索してください)。
消費者からの相談に対して、パニックになるのではなく、上記の概要を説明すれば何となく了解してもらえるのではないでしょうか。
特に消費者に大きな不利益になることはないと思います。
何も助言できず、ECネットワークなどを紹介するという対応は避けたいですね。

(参考)
nanapi Web トップ>コミュニケーション>SNS>Facebook(フェイスブック)の使い方ガイド
http://nanapi.jp/web/facebook
Facebookの勝手に友達申請・登録招待メール送信される設定を変更する方法(2011年8月17日)
http://www.tommyjp.com/2011/08/facebook.html
などなど、検索すればたくさん見つかります。

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IT関連の知識力のUPを

最近、IT関連の消費者トラブルがニュースでも頻繁に取り上げられるようになりました。

携帯電話の時代はそれほどではなく、所有していなくても何とかついていけましたが、最近ではスマートフォンがメインの時代になるとともに、通信量の問題、料金の問題、ウイルスの問題、ソシアルゲーム(コンプガチャ)の問題など、話題はつきません。

NHKでも、IT関連の番組が頻繁に取り上げられており、6月26日のクローズアップ現代ではネット上に流出してしまった個人情報が永遠に残り続けることに苦しめられている人の話が取り上げられました。
個人情報の削除といえば、消費者センターにも、掲示板の2ちゃんねるで個人情報がネットに出ていて消したいのだけれどもどうしたらいいのかという相談はネット時代になってから寄せられるようになりました。

このような急速なIT化の流れの中で、相談員は最新の消費者トラブルに対応するためにも、知識を積み上げておく必要があります。
消費者関連の雑誌でもスマートフォンの話題はよく取り上げられていますし、自治体でもスマートフォンの知識をつけるための研修が行われています。
ECネットワークでも全国各地でさまざまな相談員向け研修会が開催されています。

習うより慣れろ!
実際に実践することが理解への近道です。
若い世代だと自然と身につけていくものですが、年齢増の高い相談員はネットで物を買ったり掲示板等で交流したりすることに抵抗がある方も少なくありません。
しかし、それでは相談者の気持ちに立った対応に近づくことが難しくなります。
この距離を少しでも縮めることが重要です。
また、若い相談員のほうがITが身近で抵抗がない中、先輩相談員がITに消極的な場合、相談員の世代間GAPも発生してしまいます。

「数年程前には、youtubeなどで普通の動画サイトを見ていて、コメントにあるURLをクリックしたら、いきなり請求画面が出てきた。普通の動画サイトなのに、こんな詐欺的なことをしてもいいのか?」というような相談がありました。「youtube」「動画サイト」「コメント」「URL」、これらの関連性は非常に簡単で知っていれば、相談者への助言も簡単に終わります。
しかし、知らない場合は、アドレスを聞いて、内容を聞いて、画面が残っていればプリントして、サイト運営者へメールしてはどうか、
などと、終わりのない対応になってしまいます。ちなみに
コメントは動画サイトとは全く関係なく閲覧者が自由に書き込みができるもので、自分のサイトの記事と連動させることができ(トラックバック)、自分のサイトへ誘導することもできます。本来は似たような記事を盛り上げるための交流システムを悪用してワンクリックサイトのURLを掲載するという違反行為です。
動画サイト運営者に情報提供して削除してもらうように伝えることはできますが、ワンクリックサイトの被害の回復とは無関係であり、クリックした先のサイトでワンクリックの無効を主張することになります。
このようなことを知っていれば、動画サイトのコメントにはよく注意してほしいという助言ができますし、ワンクリックサイト自体は従来と同じ対応で良しとなります。
ちなみに最初に紹介した2ちゃんねるの個人情報の削除は、相談員が知ってるマニュアルに従えば、
「サイトの運営者に削除するように要請して、それでも対応がなければプロバイダー責任法に基づき裁判をすることになります。」
という助言になると思います。
両方とも現実に実現するかといえば無理だと思います。
現実にそぐわない回答をしてしまうことに抵抗があるのかないのかは個人差ですね。
現実的な助言は
先ほどの回答をしつつも、2チャンネルのカテゴリーの下の方に「削除依頼」というスレッドがあり、そこにルールに従って書き込むと関係者が確認して、該当すれば削除してくれることがあり、一番の近道だと思います。これで無理であれば、削除対象のレベルになっていない可能性もあり難しいかもしれないですね。そして次に法的な話になります。さらに、先ほどの話に加え、ECネットワークなどを紹介することになると思います。
余談ですが、有料の業者(悪質かどうかは別として)に頼むと、たとえば、個人情報が書かれているスレッドに大量の書き込みをして1000件に達すればスレッド落ちして、しばらくすると見れなくなる、ということをやってくれるでしょうね(書き込みの上限は1000件までなので、新しいスレッドができると位置が落とされ消えていく)。


相談員のスキルアップについて国でも議論されていますが、なんだか方向性が違うような気がしています。

このサイトでは、膨大なIT関連の情報の中で、相談員として知っておくべき優先的な事項を取り上げたり、相談員自身が実践できない代替として仕組み等を解説したり、最新の情報を紹介したり、していきたいと思います。