本年もよろしくお願いします
なりたい自分になりたいと思うこと
なりたい自分になるためにがんばること
そうすれば、なりたい自分になることができるでしょう
なりたい自分に少しづつでも近づくために、「日々勉強、日々努力」です
私も自分の目標に向かってがんばりたいと思います
お互いに、がんばりましょう!
なりたい自分になりたいと思うこと
なりたい自分になるためにがんばること
そうすれば、なりたい自分になることができるでしょう
なりたい自分に少しづつでも近づくために、「日々勉強、日々努力」です
私も自分の目標に向かってがんばりたいと思います
お互いに、がんばりましょう!
◆空では航空会社がリーダーシップを!◆
→傾聴の姿勢ですね。反論せずに、話を聞いてあげることで、落ち着いてくるという、現場でも必須のスキルです。
→自分の怒りの感情を乗客全員の問題に転嫁させて自分自身を正当化・納得させようとしています。
→JALが破綻したから親切な対応をしたと考えていますが、破綻してもしてなくても、今回の対応は基本的な対応で、基本的にはそれとは関係ない話だと思います。
→「JALがかわいそう」「こんなクレームになったのもJALがかわいそうなことになったからだ」と、クレームの原因をJALのかわいそうな立場に転嫁させています。幕引きを探しているような気もします。
→「赤ちゃんの泣き声が迷惑だ」という最初の問題が「乗客のわがまま」という解釈に変わり、そのわがままに対応するのはもったいないということになっていますが、「シートベルトを外して、着陸時に通路を歩いたこと」が一番迷惑なわがままで、法律を変えろという要望もわがままだったのではないかと思ったりもします。自分自身の違反行為を正当化しようとしています。
→今回の問題はユーザーにも問題があるという考え方に転嫁させている
→自分の意見を言い尽くし、その意見を正当化したため、やっと納得(勘弁)してくれたという合図です。
→JALの「対応に苦労する消費者」への対応はお見事です。ここにたどりつくまで面倒ですが、それが相談員の宿命です。
今回のクレームは結果的に、共感を生まない「文句言い」になっただけでした。条件が平等な中、自分だけが「感情的」になってしまった。その怒りの対象は法律違反ではないマナーの問題です。マナーを守らせろという言い分になってしまっていますが、提案している要望もできることはすでにされています。こぶしを下げれなくなってしまい、「あるべき論」に話を変えてきました。「あるべき論」はここでは根本的な解決はできません。JALにはあっさりあしらわれたという感じでしょうか。単にJALが基本的な対応をしただけです。相手は、「言い合い」を待っているのですが、それには乗らず、相手を否定することもせず、相手を受け止めてあげましょう。
このようなJALの冷静な対応を相談員としても参考にしてください。
最後に、飛行機の中の乗客全員の前で、ののしられたお母さんはつらい思いをしたままなんだろうなあ。結局は、あのお母さんへの配慮やフォローが何もありませんでしたね。ここまで思ってあげるのが相談員マインドだと思います。私がこのクレームの相談を受けたなら、冷静になったころあいを見て、相手に「つらい思いをしたお母さんの気持ちも考えてあげて欲しい」とひとこと助言したいところです。
最後に
課題演習のポイントを感じ取ってもらえたでしょうか。
今回の事例は無理難題を押し付けられているのではなく、法令等に基づく議論をすればいいので、比較的簡単ともいえます。
相談現場では、明確な答が存在しない「すき間案件」がたくさんあります。製品事故の安全性などが最たるものです。事故の原因が誤使用や不注意に当たるのか製品に問題があるのか、安全基準が定められていない事案などたくさんあります。
このような解決が難しい案件に対して「対応に苦労する消費者」から相談を受けた場合は、一歩対応を誤ると、相談員やセンターへ矛先が向かいます。
相談者から無理難題を押し付けられたときに、即反論してしまうのではなく、反論したいけど納得しないのが目に見えている場合は、感情的に反論せず冷静に受け止めることからスタートしましょう。
今回のJALの対応は「反論せず、受け止め、冷静に法令等を説明する」という方法であり、相談対応の基本だと感じました。
(要望・・・常識問題)あなたのお子さんは、もう少し大きくなるまで、飛行機に乗せてはいけません。赤ちゃんだから何でも許されるというわけではない
「赤ちゃんが泣いている」という事実に対して、それを受け止めることができるのかできないのかという「感情」は個人個人によって異なります。
赤ちゃんが泣いているのに保護者が何もせず放置しているのならマナーの面からも受け止めない人がいるかもしれませんが、ある程度努力していますので、今回の場合は、「人」として理解してあげるべき話だと思います。怒りたい気持ちはみんなある程度持っていると思いますが、「怒る」か「受け止める」かを決めるのは個人の意思です。通常このような場合は受け止めるという考えが大半になると思います。そのような中で怒っても、周りがそれを支持してくれることは今回に限ってはないと思います。「空気を読む」ということですね。すなわち、あなたの意見に対して、どれだけの支持を得られるかというところです。
(感情)ブチ切れてしまった
(感情)私は耐えられなかった
(感情)陸に降りても、激しくクレームをし続けたのでした。
(感情)のぶつけ先を、保護者から客室乗務員、そして最終的に法律等のルールへと順番にぶつけています。
「お母さんが悪い→個室がないなど対応できない客室乗務員や航空会社が悪い→そもそも赤ちゃんを乗せることができる法律が悪い→だから社会的な問題として議論したい」という論法になっています。相手側にこれといった問題がなかった場合は、こういう論法でしか、自分のクレームを正当化できないからです。
逆に、こちらとしては法律のあり方までいってくれたら、その場ではどうすることもできないので楽かもしれません。
(要望・・・法律問題)「それじゃダメ! 具体的にどう努力するか知りたい。案がないなら私が考えるし、必要なら航空法とか変えさせる! このまま100年、あの状態を放置するつもり!?」
→ほとんど捨て台詞のような感じですね。行動パターンがわかりやすいですね。
「知らなかった」では振り上げたこぶしを降ろせないので、あげあし取りで「でもそれ、何十年も前につくられた規定でしょ?」と反論し、「安全性を担保した航空法改正の議論をしてもいいのでは。」と要求している。
⇒これは議論の焦点を大きなものにすりかえていくという手法です。結局、JALの担当者に法律改正せよと要求しているようなものです。相談現場でもよくあるパターンですよね。「おっしゃられることは分かりました。法律の問題ですので国に要望は伝えておきます」という返答になるんですけどね。
個人的な考え方を根拠に、「すべき」論が続いています。これも個人の考え方がどれだけ支持されるかという問題になります。
ついには、医者の夫が言っている薬の話まで持ち出しています(このような不確実な話を出すのは公人としては問題です)。
自分のクレームが法律上問題がなかったり、間違っていたり、こぶしを下げられない状況を打破するために、行き着く先が「すべき論」というよくあるパターンですね。