ITスキルアップ ネットショッピング その2(クレジットカードの作成)

クレジットカードの作成

まず、最初にクレジットカードを作成することから始まります。
「私は現金主義だ、カードなんて怖い、詐欺にあいそう、借金はよくない」、など否定的な考えは多くあり、それぞれの価値観の問題で、個人的には納得いきますがき、相談対応のスキルをつけるという観点から考えると、そういう個人的な信条をいったんどこかにおいてほしいと思います。逆に、クレジットカードの便利さや怖さを身をもって体験することで、相談対応にもリアルさや共感、啓発においても説得力のある話ができると思います。
さらに、地方に住んでいる若い消費者にとってネットショッピングが魅力的になっているので、地方と都心部での消費者の消費パターンも若干異なるかもしれませんね。

どこのカードを作るのかと迷うところです。
銀行の店頭では、銀行系のJCBカードなどを勧誘されると思います。
最近はカードの維持に年会費を復活させるところもありますので、コストはかからないほうがいいですよね。
私もたくさんカードを持っているのですが、唯一、年会費を払っているのがエディオンカードです。1000円の年会費が必要です。エディオンで携帯電話を買うときにもらえるポイントのために入会しました。また、エディオンで購入した電化製品などの長期保証もついています。維持費は払いたくないのですが、携帯電話のMNPでポイント長者になっていますので、断腸の思いをしながら納得することにしています。

また、初年度会費無料のカードや入会時特典で商品券がもらえるなど種類豊富です。
なぜカード会社は入会キャンペーンに力を入れているのでしょうか?
ご存知だと思いますが、カードを使えば加盟店から手数料収入があるからです。
これに関する消費者相談について次回ふれたいと思います。
ただし、あまりオープンにしたくない実務的な内容なので会員専用にします。

と書いたところで、1年ほど前に5000円分の食事券欲しさに入会したイオン系列の「ワタミふれあいカード」を解約するつもりだったのに忘れていたことを思い出しました。2年目から年会費が必要だったかもしれないと思い、急いで確認しましたが、年会費無料でした。よかった。入会時特典満載の初年度年会費無料のカードはこういうことがあるので別の意味で怖いですね。ちなみにこのカードは誕生月に1000円の食事券が送付されます。来月だ。ラッキー。しかも、まるまるワタミで金券に使えます。ちなみに、夕食代わりに1000円分を1人で何度か行きました(居酒屋に1人で行くのはちょっと苦手)。家族4人で食事に行き、1人1000円まで使えるので、4080円ほどの食事して、80円で済ませたこともあります。
話がそれてしまいましたが、クレジットカードを使い慣れてたり、ネットのキャンペーンを活用したりするスキルがあれば、面白いです。

さて、数あるカードの中でおすすめするカードを紹介します。
楽天カードです。
8秒に1人申し込んでいるというCMを流しているカードです。
入会時に2000円分、キャンペーンエントリーで1000円分、1回使用で2000円分の合計5000円分の楽天ポイントがついてきます。頻繁に増額キャンペーンもやっています。

楽天カードを作成する → 入会時に付与される楽天ポイントでネット通販を何度か体験する → 商品購入時の表示やメールを確認する → 楽天カードを使いこなす
この体験から、ネット通販でのポイントがいくつも学ぶことができます。入会特典を使えば無料で何度かネット通販を体験できます。書籍を購入するのがいいかもしれませんん。
なお、前提として楽天会員にならなければならないのでメールアドレスが必要です。メールアドレスを持っていない場合や、楽天専用のフリーアドレスを使いたい場合などは別途アドレスを取得してください。ネットに慣れていない人にはハードルが高いかもしれませんが、ぜひトライしてください。ちなみに、めちゃくちゃメールがきますので、楽天専用のフリーアドレスを作ることをおすすめします。フリーアドレスの取得については古いですが記事にしています。ただし、gmailについてかなり改定されていますので、近々記事を更新したいと思います。

すでにカードをお持ちの方も「楽天カード」を申し込んでみませんか。
楽天のメール戦略やポイント戦略が分かってきます。
宣伝メールがたくさんくるようになり迷惑だ、など、それが原因の消費者トラブルもあります。
そのときは、あーあれはこういうことだなと分かりました。注文時のメールの承諾のチェック欄ですね。
実際に、楽天カードを例にして、どのようなメリット・デメリットがあるのか、画像で示しながら解説したいと思います。

楽天カードの申込は ↓ からです。
ちなみに、このバナー広告はアフィリエイト広告になっており、ここから入会いただきますと私に1500ポイントの報酬がもらえます。
このアフィリエイトに関しても過去に解説したことがあります。
なお、やたらとおすすめされるプレミアムカードは会費がかかるのでノーマルの楽天カードを申し込みます。
基本は5000ポイントですが、増額されているときがチャンスです(スーツ専門店の閉店セールのように常に増額をしているような気がしますが)。
とにかく、実践して体で(?)頭で(?)覚えてほしいです。

ちなみに、「日経トレンディ」という月刊雑誌では「最強クレジットカードはどこだ」という特集を頻繁にしています。
楽天カードは常に上位に位置します。
マイルをためるという点で見ればほかのカードもありですが、カードの使用頻度が低ければ、選択肢から外れます。

ほかのおすすめカードとすれば、ヤフー系列のカードで、Tポイントとヤフーポイントが共通利用できるようになって、利便性がかなりアップしました。
ヤフーで買い物をすることが多い場合は選択肢になると思います。
ポイント還元率が高い「ヤフーJCBカード」が強く勧められていますが、2年目からは年会費が必要です。20万円以上利用すれば無料になりますが、公共料金等の支払いをしていれば別ですが、ハードルが高いですね。2014年1月より年会費無料になってました。5月末までは5000ポイントのキャンペーンをやってるので早速申し込みました。
また、一般のカードは500ポイントごとにしか使用できなかったりポイント利用の利便性が低いです。
今のトレンドは少ないポイントでも、いつでも街中の提携店での買い物に使用できるTポイントの流れです(楽天も最近はじめましたがまだ追いついていません)。。

この記事にはコメントを記入することができます。コメントを記入するには記事のタイトルかコメントリンクをクリックして単独で記事を表示してください。

ITスキルアップ ネットショッピング その1

ITのスキルを身につけるための連載をします。

ネットショッピングの相談は今や定番となっています。
相談対応の最初のポイントは「正しいネットショッピングをおこなったか」ということの確認です。
当たり前ではありますが、まず、この入り口の部分を押さえておく必要があります。

ネットショッピングの経験が豊富にあれば、普通でない取引があったら気がつくのですが、トラブルにあう消費者は気がつかなかったり、気づきながら取引したりしています。

そのトラブルが、センターで扱う相談なのか、通販110番等の専門機関に相談してもらうのか、法律の専門家に相談してもらうのか、警察に相談するのか、ということを判断しなければなりません。
これを判断するには、トラブル事例等の資料を読んで勉強するのも大切ですが、一番の近道は「経験」によって判断できるようになることです。
スキルアップ講座が始まって以来、私はこの実戦経験が大切だと主張しています(実戦経験が難しい場合は事例を勉強する擬似経験になります)。

たとえば、最近トラブルが多く被害者も多数発生し、何度も報道されたり消費者庁で注意啓発されたりしている「ニセ通販サイト」です。
ネット通販の経験が豊富であれば、おかしいと思い被害にあわずにすむことが多いのですが、現実には被害が後を絶ちません。経験者も被害にあったりするほど巧妙になっているものもあります。
これは最終的には詐欺になるので警察案件になりますが、返金される可能性は少ないです。
なぜ、明らかにおかしいサイトで被害にあうのか?

実は、どうしてもほしい廃盤になったカシオのスポーツウォッチをネットショップで見つけて、「ラッキー、やっと見つかった。すぐに注文をしよう」と思ったところ、変な日本語など、あやしさ満載で調べたら詐欺サイトだったという経験が私にはあります。どのような点があやしかったのかは、実際に経験すると身にしみて理解できます。この体験記は以前記事にしています。
→海外通販詐欺サイト 2013年12月5日(木)https://soudanskill.com/20131205/739.html

マニュアルを見ていれば、ニセ通販サイトの特徴があれば、そうだとわかるのですが、生きた知識として身に付けたほうが活用度は大きいです。
相談者にどういうことを質問すれば、詐欺サイトだと判断できるのかという勘所が分かります。
この詐欺サイトは極論になりますが、普通のネット通販トラブルで、商品が届かない、壊れていたなど、一般的なトラブルは定番の相談事例です。
先日のジャドマニューズ3月号の「誌面に書かないメディアのホンネ」という記事でもこれが説明されています(https://soudanskill.com/20140411/965.html)。

そのために、ネット通販を体験して、今後も利用し続けて、キャリアを積むことが、スキルアップへの近道です。

「ネット通販をしたことがない、さらに、クレジットカードで買い物をしたことがない」というのは、「携帯電話を使ったことがない」のと同じぐらいに、相談員としてビハインドになりますので、絶対に経験されることをおすすめします。

ネット通販を体験したことがない相談員向けにネット通販を体験しながらポイントを学ぶというシリーズを連載したいと思います。
なお、ネット通販の相談対応の具体的なポイントについては別の機会に解説します。

次回は「クレジットカードの作成」について解説します。

この記事にはコメントを記入することができます。コメントを記入するには記事のタイトルかコメントリンクをクリックして単独で記事を表示してください。

消費者情報 2014年4月号 (関西消費者協会)

関西消費者協会が発行する「消費者情報」です。無料のWEB版に移行した「国民生活」と並ぶ、唯一の消費者関連市販雑誌です。
センターから異動になったので、1年ほど離れていましたが、このたび、年間購読しましたので、毎月紹介したいと思います。
おすすめ雑誌なので、ぜひ購読してください。
関西消費者協会 http://www.kanshokyo.jp/
消費者情報 http://www.kanshokyo.jp/jigyou/joho/
ちなみに、私も過去に4回商品テストに関する記事を書いておりますので、センターにバックナンバーがあればご覧ください。
現場からの情報【テスト】
①平成22年(2010年)11月号
ふくらまなかったボンベ装着式ライフジャケット
・正しい使い方の確認を
②平成23年(2011年)5月号
ベビーカーの指はさみに注意
・カバーで事故防止を
③平成23年(2011年)9月号
花火用の「ろうそく」で火傷
・「カップ型ろうそく」の液面発火に注意
④平成24年(2012年)5月号
相談現場での製品事故対応の実際
・「ふくらまなかったボンベ装着式ライフジャケット」


今月号から気になる記事を紹介します(赤文字がおすすめ記事です)。

若者向け 契約の基礎知識

■巻頭インタビュー
弁護士 江口 文子さん
契約トラブルから身を守るために
→消費者情報のHPで閲覧することができます。
特に、最後の段落で、相談員に必要な法的スキルや現場対応、求められる研修などについて書かれています。
私も同じ考えですので、ぜひ読んでください。

http://kanshokyo.jp/jigyou/joho/interview/450-2/

■特 集
法的リテラシーを身につけよう ! 契約の基礎知識  弁護士 江口文子
→契約についてフローチャートで簡潔にまとめられています。それぞれの場面において適用される法律行為が整理されているので、手元にコピーをおいておくと、相談現場でも活用できると思います。また、それぞれの法律行為の意味を理解できているかというチェックにもなります。
若者向け ! 知っておきたい契約のルールQ&A  司法書士 渡邊孝作
→相談事例が5件(中古ブランドネット通販、中古車ネット購入、賃貸マンション原状回復、エステ体験、SNSでのマルチ)紹介されています。
法教育としての消費者教育の必要性  大阪教育大学准教授 大本久美子
クーリング・オフは消費者の強い味方  全国消費生活相談員協会 小川 裕子
→3つの事例を元にクーリングオフについて分かりやすくまとめられています。この3つの事例は、相談員試験の面接試験の事例に出てきそうな題材です。
ここでは、クーリングオフについてだけ説明されていますが、一歩踏み込んで、行政指導についても一緒に勉強したらいいと思います(面接試験では行政指導についても聞かれます)。特に、相談者から、事業者に行政から指導してほしいといわれたときに、どのように回答するかは、センターが行政指導にどれぐらい力を入れているかで変わってきます。単に、相談員から簡単に口頭指導だけにするのか、事業者を呼び出して報告書を書かすのかはさまざまだと思います。

■連続特集
消費者問題の原点・カネミ油症事件 第2回
非情な判決 「カネミ油症新認定訴訟」福岡高等裁判所控訴審判決から(2014年2月24日)  編集部

■シリーズ
がんばれ! 消費者委員会  消費者委員会委員 唯根妙子
くらしあんぐる 2014 「自転車の車道左側走行を子どもにどう伝える?」  中日新聞生活部 福澤英里
ADR機関を活用しよう !  総合紛争解決センター
団体訴権への展開   消費者支援機構関西(KC’s)
現場からの情報 【テスト】 不良灯油による石油暖房機器の故障や異常に注意
現場からの情報 【相 談】 貴金属の訪問買い取り(訪問購入)のトラブル
生活力アップ豆知識   「スプレー缶の廃棄方法をご存知ですか?」  日本ヒーブ協議会
私の消費者教育   「体験をとおして健全な金銭感覚を育む」  ファイナンシャルプランナー 馬場聡子
「消費生活アドバイザー試験対策通信講座」受講者募集   編集部
判例に学ぶ   弁護士 辰巳裕規
Consumer’s Eye  編集部
→消費者情報のHPで閲覧することができます http://kanshokyo.jp/jigyou/joho/consumerseye/450-2/
ネット漂流 「文字を知らなくてもスマホは動く」  NIT情報技術推進ネットワーク 篠原嘉一
→ネットの世界の危険性を本音で語ってくれる篠原さんの連載で、毎号楽しみにしています。篠原さんは学校現場でも講師として活動しており、私の息子の中学にも講演に来て、「ネットの怖さが分かった」と感想を言ってました。記事の内容は、一般には少し突っ込みすぎてるのでは思われますが、現実には、もっと先の世界に子供たちが入っているというのは事実です。今回の記事はスマートフォンの使用実態が低学年以下にまで広がっているという話です。確かに、機種変更した古いスマートフォンを子供に使わせて、WI-FIでネットにつなげてしまうというのは、今や一般的だと思います。その危険性をしっかり知っておくことが重要です。私の家にも全部で8台のスマホがあり、そのうちの4台は契約が終わっているものです。
Information ―インフォメーション―
Communication ―コミュニケーション―

リンクはこちらです
関西消費者協会 http://www.kanshokyo.jp/

オンラインショップ
消費者情報 2014年4月号 http://shop.kanshokyo.jp/shopdetail/000000000097/

消費者情報 blog magazine版 サポートスピリット
『消費者情報』4月号(450号)発売!http://kanshokyo.jp/blogn/index.php?e=229

2604

この記事にはコメントを記入することができます。コメントを記入するには記事のタイトルかコメントリンクをクリックして単独で記事を表示してください。
MENU
PAGE TOP