消費者情報 2014年4月号 (関西消費者協会)

関西消費者協会が発行する「消費者情報」です。無料のWEB版に移行した「国民生活」と並ぶ、唯一の消費者関連市販雑誌です。
センターから異動になったので、1年ほど離れていましたが、このたび、年間購読しましたので、毎月紹介したいと思います。
おすすめ雑誌なので、ぜひ購読してください。
関西消費者協会 http://www.kanshokyo.jp/
消費者情報 http://www.kanshokyo.jp/jigyou/joho/
ちなみに、私も過去に4回商品テストに関する記事を書いておりますので、センターにバックナンバーがあればご覧ください。
現場からの情報【テスト】
①平成22年(2010年)11月号
ふくらまなかったボンベ装着式ライフジャケット
・正しい使い方の確認を
②平成23年(2011年)5月号
ベビーカーの指はさみに注意
・カバーで事故防止を
③平成23年(2011年)9月号
花火用の「ろうそく」で火傷
・「カップ型ろうそく」の液面発火に注意
④平成24年(2012年)5月号
相談現場での製品事故対応の実際
・「ふくらまなかったボンベ装着式ライフジャケット」


今月号から気になる記事を紹介します(赤文字がおすすめ記事です)。

若者向け 契約の基礎知識

■巻頭インタビュー
弁護士 江口 文子さん
契約トラブルから身を守るために
→消費者情報のHPで閲覧することができます。
特に、最後の段落で、相談員に必要な法的スキルや現場対応、求められる研修などについて書かれています。
私も同じ考えですので、ぜひ読んでください。

http://kanshokyo.jp/jigyou/joho/interview/450-2/

■特 集
法的リテラシーを身につけよう ! 契約の基礎知識  弁護士 江口文子
→契約についてフローチャートで簡潔にまとめられています。それぞれの場面において適用される法律行為が整理されているので、手元にコピーをおいておくと、相談現場でも活用できると思います。また、それぞれの法律行為の意味を理解できているかというチェックにもなります。
若者向け ! 知っておきたい契約のルールQ&A  司法書士 渡邊孝作
→相談事例が5件(中古ブランドネット通販、中古車ネット購入、賃貸マンション原状回復、エステ体験、SNSでのマルチ)紹介されています。
法教育としての消費者教育の必要性  大阪教育大学准教授 大本久美子
クーリング・オフは消費者の強い味方  全国消費生活相談員協会 小川 裕子
→3つの事例を元にクーリングオフについて分かりやすくまとめられています。この3つの事例は、相談員試験の面接試験の事例に出てきそうな題材です。
ここでは、クーリングオフについてだけ説明されていますが、一歩踏み込んで、行政指導についても一緒に勉強したらいいと思います(面接試験では行政指導についても聞かれます)。特に、相談者から、事業者に行政から指導してほしいといわれたときに、どのように回答するかは、センターが行政指導にどれぐらい力を入れているかで変わってきます。単に、相談員から簡単に口頭指導だけにするのか、事業者を呼び出して報告書を書かすのかはさまざまだと思います。

■連続特集
消費者問題の原点・カネミ油症事件 第2回
非情な判決 「カネミ油症新認定訴訟」福岡高等裁判所控訴審判決から(2014年2月24日)  編集部

■シリーズ
がんばれ! 消費者委員会  消費者委員会委員 唯根妙子
くらしあんぐる 2014 「自転車の車道左側走行を子どもにどう伝える?」  中日新聞生活部 福澤英里
ADR機関を活用しよう !  総合紛争解決センター
団体訴権への展開   消費者支援機構関西(KC’s)
現場からの情報 【テスト】 不良灯油による石油暖房機器の故障や異常に注意
現場からの情報 【相 談】 貴金属の訪問買い取り(訪問購入)のトラブル
生活力アップ豆知識   「スプレー缶の廃棄方法をご存知ですか?」  日本ヒーブ協議会
私の消費者教育   「体験をとおして健全な金銭感覚を育む」  ファイナンシャルプランナー 馬場聡子
「消費生活アドバイザー試験対策通信講座」受講者募集   編集部
判例に学ぶ   弁護士 辰巳裕規
Consumer’s Eye  編集部
→消費者情報のHPで閲覧することができます http://kanshokyo.jp/jigyou/joho/consumerseye/450-2/
ネット漂流 「文字を知らなくてもスマホは動く」  NIT情報技術推進ネットワーク 篠原嘉一
→ネットの世界の危険性を本音で語ってくれる篠原さんの連載で、毎号楽しみにしています。篠原さんは学校現場でも講師として活動しており、私の息子の中学にも講演に来て、「ネットの怖さが分かった」と感想を言ってました。記事の内容は、一般には少し突っ込みすぎてるのでは思われますが、現実には、もっと先の世界に子供たちが入っているというのは事実です。今回の記事はスマートフォンの使用実態が低学年以下にまで広がっているという話です。確かに、機種変更した古いスマートフォンを子供に使わせて、WI-FIでネットにつなげてしまうというのは、今や一般的だと思います。その危険性をしっかり知っておくことが重要です。私の家にも全部で8台のスマホがあり、そのうちの4台は契約が終わっているものです。
Information ―インフォメーション―
Communication ―コミュニケーション―

リンクはこちらです
関西消費者協会 http://www.kanshokyo.jp/

オンラインショップ
消費者情報 2014年4月号 http://shop.kanshokyo.jp/shopdetail/000000000097/

消費者情報 blog magazine版 サポートスピリット
『消費者情報』4月号(450号)発売!http://kanshokyo.jp/blogn/index.php?e=229

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