劇場型

劇場型の詐欺。

社債や未公開株の購入や買取を次々に勧誘してくる手口ですが、被害者は多いですね。
今回は詐欺の内容についての話ではありません。
相談員なら誰でも知っている「劇場型」という言葉を、あたりまえの常識の誰でも知っている言葉として相談者と話をしていませんか。
高齢者に「今はやりの劇場型詐欺ですね」と言ってませんか?

「劇場型」という言葉は、誰もが知っている言葉ではありません。
消費者問題やニュースに詳しい消費者なら知っているかもしれませんが、そんな消費者はだまされることがありませんし、消費者センターに相談に来ることもありません。
被害にあったり、勧誘があったりして相談に来る消費者は「劇場型」という言葉は知りません。
意識しないでおくと、相談員の説明も専門用語を並べた難しい説明になります。

消費者センターに相談に来る消費者の知識レベル・情報レベルは決して高くありません。
対して、相談員の知識レベルはとても高いです。

相談員視線ではなく、相談者目線で話をしてください。

参照
専門用語を分かりやすく伝える 2010年8月1日(日)
https://soudanskill.com/20100801/73.html

休刊ですね

今年の4月号で「月刊 消費者」が休刊になりましたが、「月刊 国民生活」も来年の4月号で雑誌としての発行は終了することになりました。
各地の消費者センターにも正式に通知があったと思います、
もともと、事業仕分けで指摘されていたこととはいえ残念ですね。
ただ、それ以後は、WEBによる情報提供を続けるとのことですが、どうなるのでしょうか。

一番最初の事業仕分けのときに理事長は月刊国民生活を「現場の相談員向けの雑誌」と発言されていましたが、当時、私は相談員だけではなく、消費者ずべてを対象とした雑誌のはずなのに、問題発言だなと思ってました。こんな発言をすると止めろといわれないかと。
それが現実のもにになってしまいました。
紙ベースの雑誌だからこその長所があると思います。
今後、WEBでどんな内容になるのか。
無料で読めるものなのか。
本当にWEB化が実現するのか。
などなど心配しています。
これで、残るは関西消費者協会の消費者情報のみになってしまいました。
こちらは、収支がトントンとの記事が出ていました。
大阪府からの相談業務の委託があるから何とか協会の運営をやっているのではないかと思います。
情報共有の形も様変わりするかもしれませんね。

参考
東京新聞 2011年5月14日
「月刊消費者」「月刊国民生活」 休廃刊惜しむ声
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2011051402000045.html

ジャドマニューズ 2011年6月号

「ジャドマニューズ」の最新号は、HPで電子書籍として閲覧できます。
http://www.jadma.org/jadma_news/index.html

6月号の「通販110番」の記事は事例ではなく、2010年度の相談概要のまとめでした。
「通販110番から一言」というコラムから一部抜粋し、紹介します。

その要求は「クレーム」、それとも「コンプレイン」?

本来、正当な権利としての要求や主張が「クレーム=claim」であり、それを超えた要求は「コンプレイン=complain」であるといわれますが、相談の多くは後者であると感じます。
クレームを受けた場合は、顧客の不満の原因や問題点を把握し、早期に解決を図ることで顧客満足を得ることができます。
しかし、コンプレインについて、顧客満足を与えることには、あまり意味がありません。
「正当な主張」と「個人的わがまま」の見分けがつかず、主張をとおすために企業の「あらさがし」を行うことがしばしば見受けられますが、丁寧に説明を行ったうえで納得が得られない場合は、毅然として対応できない旨を告げることが望ましいと考えます。

※消費者センターで受け付ける相談も、このような事例が少なくありません。公的な機関として、「正当なもの」と「正当でないもの」を理由をつけてきちんと説明し理解してもらうことが重要ですね。

社団法人 日本通信販売協会 HP http://www.jadma.org/
会報誌(JADMA NEWS) http://www.jadma.org/jadma_news/index.html