月刊 消費者 (2011年1月号)

1月号は特記すべき記事はありませんでしたが、「2010年の10大ニュース・ヒット商品」が特集されていましたので少しコメントします。

10大ニュースは新聞でも発表されていました。
消費生活モニターが選んでいるわけですが、普通の10大ニュースとあまり変わりませんね。ヒット商品のほうが面白いかも。でも、何で?という商品もありです。

どちらにしろ、流行を知ることは相談員として大切なことです。知らないものがありましたら調べてください。

【消費者10大ニュース】
酷暑、子供手当て・高等学校授業料無料化、エコポイント、口蹄疫、所在不明高齢者発覚、事業仕分け、大阪地検特捜部証拠改ざん、改正臓器移植法施行、たばこ大幅値上げ、就職浪人、

【ヒット商品】
食べるラー油、エコポイント商品、iPad・スマートフォン、高速道路無料化社会実験、格安航空会社、Twitter・you tube、、熱中症対策グッズ、もしドラ、ロールケーキ、ガリガリ君

日本消費者協会 http://www.jca-web.org/
月刊 消費者

月刊 消費者 (2010年12月号)

①特集 完全地デジ化 残された課題
・地デジの話は既に知られていますのでコメントしませんが、「電気店難民」という話を紹介します。
・「電気店難民」とは、家電量販店にも行かず、地元の地域電気店との交流もあまりない世帯のことで、高齢者世帯が多い、とのことである。何度も取り上げている、「買い物難民」や「高齢者の見守り」と同じ考え方だなあと思いました。
②生活ディスク
食のコミュニケーション円卓会議講座から
メディア情報の読み解き方 ~リスクとは何か
・安全と安心は違うということをご存知でしょうか。特に食の分野でリスクコミュニケーションという考えがあります。この講座では、実はリスクが小さいのにもかかわらずマスコミの初期報道の影響で過剰に危険であることを消費者が認識してしまうという話です。リスクを通常の○○倍ではあるが、実際のリスクは○○に比べて○○倍にしか過ぎない、という表現をすれば不安感をあおることもないとのことです。
・本当にそのとおりで、日本人は「0」か「100」という考え方しかできません。ここまでだったら許容できるというリスク範囲を許容する考えに移る日はいつになるのでしょうか。
③食品サロン たべものたべてみる
サラダで楽しむ 京みず菜
・おいしそうです。私は生野菜のサラダが好きなので時々サラダ水菜を買って、ほかの野菜と混ぜて食べます。買った値段が397円ですか。無理です。私は150円が限度です。でも、本当においしいのでしょうね。

日本消費者協会 http://www.jca-web.org/
月刊 消費者

月刊 消費者 (2010年11月号)

月刊消費者は一般消費者向けの雑誌なので、相談員のスキルアップに役立つ記事は少ないですが、今月号から2つ紹介します。

①特集「抜け穴をねらう悪質商法」
・年々進化する悪質商法に対して、特定商取引法や割賦販売法が改正されていますが、相談件数は減少せず、従来から相談の多い被害や新しい被害が発生しています。このような被害事例について紹介しています。
・日本消費者協会が実施した消費生活モニター400人へのアンケート調査の結果が紹介されています。一般の消費者の消費者問題に対する捕らえ方がうかがいしれます。

②生活ディスク「調停人養成トレーニング」
・東京司法書士会調停センターはADR機関として対話を重視した調停を行っています。
・3日間行われた調停人養成トレーニングの模様の一部が紹介されています。
・相談業務にも役立つポイントを抜粋します。
○発言の内容だけでなく姿勢などのボディランゲージも重要な要素
○相手が話しているときは、よく聞き割り込まない
○調停人は判断せず、当事者自身が解決策を探す役割であることを説明する
○自分の価値観、倫理、人生観などを当事者に押し付けない
○相手と自分の考えや意見が一致しないとき、一致を求めると、説得、教養のコミュニケーションになりがち
○必ずしも相手と自分は一致しなくても受け入れることができると、深いコミュニケーション、違いを重視したコミュニケーションができる

日本消費者協会 http://www.jca-web.org/
月刊 消費者