心をラクにする(メンタルヘルス) その2
頭の中が悩みや不安でいっぱいになってしまったとき、どうすればいいのか?
実は心をラクにする、とある言葉をアニメの中で悟空が言っている。
しっぽがなくなった困った状況に対し、悟空が言ったのは、「ま、いっか」
ま、いっか ⇒心をラクにしてくれる
↓ ↓
↓ そのままでいい
とりあえず ⇒一旦、棚上げする
棚上げ
嫌なことを自分で考えないようにすると、かえってそれにつかまってしまう。
何か考え始めると、それだけに飲み込まれてしまう。
何とか考えて、また抜け出そうとすればするほど、泥沼にはまっていくので、とりあえず、棚上げする。
(悩みを)棚上げすること
棚上げして、今やらなくてはいけないことに目を向けてみて、と提案する。
実際に治療でも使っていること。
さらに重要なのが、「ま、いっか」の次に、「○○しよう」と考えて行動してみること。
棚上げ
ま、いっか
↓ ↓
↓ そのままでいい
とりあえず
+
行動
○○しよう!
心理学用語で、行動活性化という。
とりあえず、自分にとって大事なことややりたいことは何だろうかと、もう一度考えて、それで今できることに落とし込んで、今できることは何だろう、じゃあ、それをやってみようと行動すること
悩みに押しつぶされて動けなくなったら...
「ま、いっか」と言って、悩みを棚上げしてみよう
↓
そして、自分が本当にやりたいことやそのために今できることを冷静に考えてみる。
↓
できそうなことを見つけたら、とりあえず動いてみよう
(例)散歩に行くとか歯を磨くとか簡単な行動でも良い
少しづつ行動を増やしていこう
悩みに押しつぶされて動けなくなったら...
ま、いっか (棚上げ)
↓
自分が本当にやりたいこと
そのために今できること
↓
できそうなことからやってみる(行動)
中川翔子コメント
ポジティブになるための修行として、どうせえとかどうしようじゃなく、「ま、いっか」を口ぐせにする。
自分ひとりで考え込んでるモードになったら、「ま、いっか」って。
悟空
しっぽがないという悩みを棚上げして、じいちゃんにもらった如意棒を探す
今できる行動・・・なくした如意棒を探しに行った
「ま、いっか」と1回やっちゃえば、それより大事なこと、これやっといた方が時間の節約だなとなんぼでもある
悟空にとって如意棒が1番で、あれで宇宙を救うので1番大事だし、まずは向けて行動する
本当に効果があるの?と思った人へ
・行動の前後の気持ちをメモってみよう
・行動後の気持ちが改善していれば、どんな行動が自分をラクにしてくれるのかがわかる
「ま、いっか」は、行動が続けば、何回使ってもよい
※かんりにんコメント
私は楽観的に物事を考えることが多いので、「とりあえず置いておく」ということはよくやります。
しばらく置いておくと、突然解決のアイデアが浮かぶことがあります。
相談現場に置き換えて考えると
アダルトサイトでワンクリックしてしまった。
→無視しておけばいいといわれたが、もし電話がかかってきたら?もし職場に通報されたら?もし家族にばれたら?もし情報が出回ってしまったら?
というように、まだ起こっていないことに対して不安で不安で仕方なく、相談員に答を求めてきます。
「もしまた連絡があって気になるようだったら再相談してください」と助言しても
大丈夫だというけど、もし通報されて請求されたらセンターが責任取ってくれるのか?と問題をすりかえてきます。
そのような相談者の心理は今回のテーマそのものです。
心理状態がわかれば、それを踏まえて助言すればいいかもしれませんね。
また、相談員にとっても、事業者や相談者に説明したことが、もし違ってたらどうしよう、もし言い間違えをしていたらどうしよう、苦情を言われたらどうしよう、
となってしまいます。
棚上げして、一歩引いて冷静になり、とりあえず前に進む行動をおこせること
相談員の資質かもしれませんね。
もし該当する場合、その原因と対策のヒントとなるかもしれませんので、意識さえすればスキルアップにつながります。