海外ショッピングのトラブル相談窓口の開設

11月1日に消費者庁から
海外ショッピングでのトラブルに関する消費者相談窓口「消費者庁越境消費者センター(CCJ)」の開設について
という報道発表がありましたが、ご存知でしょうか。
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/111101adjustments_2.pdf

タイトルが
越境取引に関する消費者相談窓口「消費者庁越境消費者センター(CCJ)」を開設します
~海外ショッピングでのトラブルについてご相談を受け付けます~

冒頭の説明が
消費者庁では、平成23年11月1日より、平成23年度消費者庁委託事業「越境取引に関する消費者相談の国際連携の在り方に関する実証調査」の一環として、「消費者庁越境消費者センター(CCJ)」を設け、消費者の皆様が海外ショッピングで遭われたトラブルの相談を受け付けます。

そして事業を受託した「SBIベリトランス株式会社」のプレス資料も添付されており、そのタイトルが
消費者庁委託事業 越境取引における消費者相談窓口
消費者庁越境消費者センター(略称:「CCJ」)に係る事務局運営の開始について

何のことか分かりにくいタイトルや名称、内容説明ですね。
最初は読む気が起こりませんでしたが、じっくり読んで理解しました。

簡単にまとめました

消費者庁が海外のインターネットショッピング利用者の調査をしたところ、2割がトラブルの経験があり、そのうち3割が事業者との連絡が容易でなく、問い合わせをしなかったことが分かった。そこで、消費者庁が海外ショッピングに関する相談を受ける窓口を期間限定で設置すると同時に情報を収集調査するという事業をすることにした。
・アメリカ、カナダ、台湾、シンガポールの4カ国とは現地の消費生活支援機構と協力することになっている。
・4カ国以外の相談についても、できるだけ相談対応には努力する。
・海外ネットショッピングだけでなく、対面取引も含む。
・消費者センターからの相談も受ける。
・消費者庁から事業を受託したのは「SBIベリトランス株式会社」であるが、実際に相談を受けるのは「ECネットワーク」である。
・2011年11月1日から2012年3月28日までの期間限定(反響によっては期間が延長されるかもしれませんね)。

個人的な感想
・「ECネットワーク」が受けるので、かなり信頼できるのではないかと思いますが、どこまで突っ込んだあっせんができるのか未知数で興味があります。4カ国以外の中国などへはどこまで対応できるのか。また、ブランド品の品質問題や個人輸入への対応も気になります。そして、クリーニングトラブルの場合、表示の問題なども現実に多くあります。随時、相談内容が公表されると参考になりますがどうでしょうか。また、そこそこの期間にわたって窓口が開設されるとやめるのも難しくなるかもしれませんね。
・何よりも「消費者庁越境消費者センター」という名称が分かりにくい。せめて、「海外ショッピングトラブル相談センター」にでもしてほしかったですね。

※とにかく、消費者センターにとっては、海外とのトラブルの対応は困難を極める、というより受け付けないことが多いので、紹介先ができることは非常に助かる話です。しっかり、振れるように、資料を読んでおくことをおすすめします。

相談受付アドレスは、こちらです。
http://www.cb-ccj.com/