不良品のシューズ
今日、とある量販店に行くと、シューズコーナーが目に付きました。
普段履きしているトレッキングシューズが限界なので買い換えたいと思っていたところ、お客様感謝デーで5%引きになるし、靴の下取りで5%引きとも書いてあるし見てみることにしました。
すると、同じような靴を発見しました。メーカーはD社で、D社が企画して国内の工場で生産したようで、3900円でした。今はいてる靴の3分の1の値段です。
私の足は幅広で、甲が高く、普通に選んでいると失敗します。特に左足の甲が高いので、場合によってはワンサイズ大きいのにしなければなりません。ワンサイズ大きいのにすると、右足のほうが少し小さいので、ゆるくなったりして苦労しています。
今回も4Eと幅広の靴ですが、足にぴったり合う24.5cmか、ワンサイズ上の25.0cmかで迷いました。
とにかく、紐を通すのを完成させなければ、足に合うかどうか分からないので、ちまちま、この2足のひもを通し始めたのですが、ここで、ちょっとした事件が。
これは不良品?
この靴は足の甲のべろの部分にも紐を通すようになっていて、しかも、穴を通った紐が、すべて(4箇所)、下から順番に通るようになっています。べろの縫製は、「通す穴⇒四角く通らないように縫い付けている部分⇒通す穴」と交互になっています。
24.5cmの左足はきっちり紐が通りました。今度は右足の紐をべろの穴に通そうと思ったところ、いきなり一番下の穴の隙間が、ひも1本しか通らない大きさでした。左足とは穴の大きさが違うので、まあ、不良品でしょうね。仕方がないので、そこは飛ばして、すべて紐を通しました。
履いてみると、やはり、左足の甲がきつい気がします。
じゃあ、25.0cmかな。
別のも不良品?
25.0cmを持ってきて、一から紐を通し直しです。左足は無事に通せたのですが、右足で問題が!
最後の1箇所のベロの穴に紐を通そうとしたところ、穴があいてません。縫われています。
これは明らかな不良品やろ...。
とりあえず最後は飛ばして完成させて履いてみたのですが、左足はしっくりくるものの、右足は少しゆるゆるです。
どちらにしろ、サイズの在庫はないので、店員さんに、紐を通して履いたけど合いませんでした。通したまま返しますが、すいません。とあきらめるとともに、不良品かもしれない穴のことを話しました。
すると、これは不良品ですね、返品します、とのこと。
とりあえず、2足履いて2足とも不良品だったので、もしかしたらほかのも不良品かもしれませんので確認しておいてくださいね、と伝えました。自分で確認する気合も残っていませんでした。
おそらく、品質管理ができていないと思われるので不良品が頻発しているのではと思います。
シューズの機能自体は気に入っただけに、こんなつまらない箇所の品質不良で返品になってしまうのは、もったいないですね。気にせず、紐を通さずに使えばといえば、それでも良かったのですが、今回は紐を通す作業にかなり」時間がかかって、疲れて、買うモチベーションも弱くなってしまいました。
どんな対応になるのか
- こんな相談が消費者センターにくれば、誰が見ても不良品と分かるので、間違いなくメーカーに連絡して返品ですね。
同様の苦情の有無と、ほかにも苦情があるなら、全社的な対応が必要ではと伝えます。 - 販売店にも申し出れば、誰でもわかる不良ですので、返品交換になります。
- メーカーに、同じような苦情や販売店からの返品が多ければ、このシューズは、リコールになっちゃいますね。安かろう悪かろうじゃ、D社の信頼も傷つきます。何よりも、せっかく購入してくれた消費者に申し訳ないでしょう。
- 消費者の立場では、買うときに、その場で不良が分かれば、販売店で対応できるのですが、家に持って帰ってから紐を通して、不良が分かれば、消費者にとっては悲しいことですよね。もう1回店舗に出向いく必要があるかもしれませんし、クレーマー化するかもしれませんし。なかなか、その場で、すべての紐を通して試し履きするのも大変です。通さずに使っている人もいるかもしれませんし、隠れた苦情になりますね。
- 全部の紐をベロの穴に通すという設計に少し無理があったのかもしれません。普通は一番上の部分だけですから。