auスマートパス解約による毎月割の割引適用除外について

『auスマートパスの学割による無料期間が昨年末の12月に終了し、解約を忘れたら1月から約400円の料金負担がかかるので、忘れずに解約しましょう』という内容の記事を以前に書き、我が家の2台分のスマートパスも12月の終わりに解約したところです。
⇒2014年12月25日 auスマートパスの学割無料期間は今月12月末まで(忘れず解約を)

これで何事もなく終了したと思っていたのですが、12月の料金がいつもより高くなっていることに気付き、おかしいと思い、料金明細を調べたら、このスマートパスの解約に伴って、納得できないことになっていたので、auに問い合わせて、状況が分かりましたので、記録しておきます。

トラブル内容

  • 12月分のスマートパスを12月の終わりに解約したところ、毎月割の12月分の金額が(auスマートパス未加入)の扱いにされていて、1485円から1161円に324円分減額されていました。
  • スマートパスは中途解約でも日割り計算しないので12月分は全額支払っていることになります。
  • したがって、当然、12月分の毎月割にも適用されているはずなのに適用されていませんでした。

⇒結論は「毎月割のスマートパス適用の判定は月末時点で行う」ということです。
※私は初めて知りました。HPにも記載がありません。

とはいえ、12月分のスマートパスの料金を全額支払っているにもかかわらず、適用除外になるのは、月末時点での判定にカラクリがあるのです。

12月分
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1月分(スマートパス満額支払っているのに、auスマートパス未加入になっている)
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スマートパスの契約関係について

そこで、そもそもスマートパスの契約関係はどうなっているのか確認しました。

スマートパスは解約した時点で利用できなくなる。しかし、日割り計算はせずに満額支払うことになる。ということです。

これって、普通に考えておかしいですよね。となると、月末ぎりぎりまで利用して解約したらいいということになります。でも、忘れてしまうパターンですね。

⇒このことについてHPやチラシ等に記載はありません。

ちなみに、ほかのオプション契約では、「解約の日割り計算による返金はできないが、月末まで使用できる」というものが多いですね。

契約時にもらったチラシには、「うたパス」と「ビデオパス」については、分かりやすく月末まで利用できるという説明があります。スマートパスには、そのような説明はありません。

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月末時点でのスマートパス加入の判定はどのタイミングか

解約した時点で、加入していないと判断されるなら、月末日に解約すれば、1日単位で考えると、その月末日は加入していたことになると思います。しかし、判定は、月末日の23時59分59秒、はてしなく翌月1日の始まりに近いことになります(イメージ分かりますよね?)。

つまり、12月解約はいつの時点でも月末判定時には未加入になっているということです。
⇒どちらにしろ、スマートパス解約月は毎月割のスマートパス上乗せ割引の適用除外ということですね。

スマートパスの料金を満額支払ってるにもかかわらず、これは、おかしいですね。

もちろん、翌月に解約すれば、前月は加入になって毎月割の適用もありますが翌月分のスマートパスの料金が必要です。

⇒このことについてHPやチラシ等に記載はありません。

素直に、毎月割が終わるまで、実質80円程度の料金でスマートパスを続けるのが正解

  • スマートパスの料金は401円で、スマートパス加入時の毎月割が324円上乗せされてます。
  • 昨年の12月まではスマートパスの学割特典で401円がさらに割引になっていました。
  • 結局、昨年の12月までは、スマートパス0円に毎月割324円で324円の割引
  • 1月以降もスマートパスに加入すると
    スマートパス401円に毎月割324円で77円の負担
  • 1月以降はスマートパスを解約すると
    スマートパス加入せず0円に毎月割の上乗せもないので0円
  • 1月以降の2つを比べると77円でスマートパスが利用できることになります。

実はスマートパスのクーポンやそのほかで、77円以上は十分元が取れます。
したがって、スマートパスを継続するのが正解でした。
今になって分かりました。

スマートパス解約のタイミングは

1年先の話ですが、2年の毎月割が終わる翌月末に解約するとスマートパス401円の負担です。
毎月割りの最終月に解約するとスマートパス401円の負担に加えて、本来受けれるべき324円の割引を受けることができなくなります。
⇒したがって、毎月割終了翌月末のスマートパス解約がベストではないでしょうか(翌月1日に携帯解約という裏技もあります)。

※もちろん、77円×1年分の負担を減らしたい場合はスマートパスを使用しなければいいのですが。

ただし、MNPするなら、タイミングが、ややこしくなるかもしれません(それは、そのときに考えます)。

再加入の妙味

結局私は現在スマートパスには未加入の状態になってるのですが、解約しなかったこととして加入を続けることはできないか聞いたところ、金額が確定してしまっているのでできないといわれました。

しかし、スマートパスの規約を読んでいると重大なことに気付きました。

再加入の場合は加入月は日割り計算になるということです。

つまり、月末日に加入すれば、401円の日割りで13円程度の金額になり、同時に、毎月割のスマートパス加入時の割引上乗せが復活するのです。つまり、324円-13円=311円の割引になるということです。12月分の割引消滅がほぼチャラになります。
ということで、月末日の明日に再加入します。

消費者契約トラブルを減らすために

オプション契約について

『オプション解約したときに日割り計算するかどうか』『日割りせずに全額払うのなら、月末まで利用できるかどうか』について、消費者に分かりやすく説明するとともに、HP・パンフレット・チラシ・契約書類等に記載すべきです。

また、満額支払うにもかかわらず、月末まで利用できないならば、消費者に不利な条件をしいることになるので、納得できる理由を示す必要があります。会社として、どうするのかを見直す必要があります。

毎月割の条件について

『スマートパス解約月の毎月割の取り扱い』について、消費者に分かりやすく説明するとともに、HP・パンフレット・チラシ・契約書類等に記載すべきです。

最終月にスマートパスを満額支払っているのに、毎月割の適用除外となるのは、消費者の理解し得ないところです。消費者が気付いていないだけで、気付けば苦情になります。改善が必要だと思います。

スマートパスの解約は窓口ではできません。窓口でできるのなら、このような条件も説明できますが、自分のスマホからしか手続きできません。加入は窓口でもできるんですよね。

手続き画面での表示

スマホの解約時の画面変遷で、アプリが自動で削除されることやクラウドのデータが消えることなどの注意事項はありましたが、毎月割が解約月に適用除外になるという表示はありません。これを表示すべきです。
たとえば、『毎月割のスマートパス加入時の324円の割引特典を受けている場合、スマートパスを解約すると解約した当月から、324円の割引特典は適用除外となります。』という表示ですね。

未確認な過去の話

これをネットで調べるにあたり、2年ぐらい前に「スマートパスに加入させるために毎月割の金額を減らしてスマートパス加入割引の上積み方法に変更した」という記事がたくさんあり、その中に、興味深いauのHPのキャプチャ画面?がありましたので紹介します。現在のHPからは見つけることができませんでした。一般のブログからなので真偽は判断できませんし、存在も確認できませんでしたので参考までにということで。

ちなみに、一番下の行ですが、これを素直に読み解けば、「月末時点の加入の有無で、翌月の割引を判断する」ということですね。今は「翌月の割引」ではなく、「当月の割引」になっているということですね。

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(出典・参考:http://masacy.blog.so-net.ne.jp/2013-02-23-1http://blog.livedoor.jp/risk_note/archives/54495967.html

auへの要望

以上のことについて、担当者も理解してくれましたし、問題点についても、意見を上げることにしてくれました。職務上、おかしいとは明言できない立場だと思いますが、問題点は認識したということでした。

午前中に1時間ほど話をして、追加で午後に30分ほど話をしました(別の担当者になりましたが)。

制度を変えるかどうかは経営判断があるのですぐの変更はできませんが、表示をすることだったらすぐにできますし、それで苦情が減るのなら、企業にとっても、プラスになると思うのですが、過去にも何回か意見したことがあるので、うっとおしい客だと思われてるでしょうね。

今回は金額が低いし、再加入でリカバリーできるので、これで終了です。

備考

いろいろ調べて書きましたが、記事の内容が間違っている場合もありますので、ご了承ください。正確な情報はauにお問い合わせください