amazon無料のお急ぎ便をクリックすると年会費3900円の有料会員に自動入会したことに
久しぶりにamazonで注文したところ、注文途中にこんな画面がでました。
この無料のお急ぎ便ですが、
『試さない』と『この注文で無料お急ぎ便を試す』
という選択肢になります。
後者のほうがオレンジ色でハイライトされていますね。
ここで、『この注文で無料お急ぎ便を試す』をクリックしてしまうと、その下の一番小さな文字で書いてあることが適用されてしまいます。
小さい文字を抜粋したら、こんな注意事項が
お客様の会員資格は年会費3,900円(税込)の有料会員へ30日後に自動的に正式登録されます。有料会員への正式登録をご希望でない場合、無料体験期間中にアカウントサービス内の「Amazonプライム会員情報を管理する」より、「会員登録しない」をお選びいただくと年会費は発生しません。上のボタンをクリックすると、Amazonプライム会員規約の内容に同意しお客様のクレジットカードまたはお客様が登録された別のカードに対する請求を承認したことになります。
よくあるお試し会員商法ですね。たくみに会員になるということが分かりにくくしています。
ネットのレンタルDVD会員にもよくあるやつです。
30日後というのが、すっかり忘れ去られているうちに会員になってしまうというポイントですね。
1ヶ月経過して、あわててしまうことになります。
それにしても小さい字で分かりにくい書き方をしています。
本来であれば、大きい文字で、かつ赤字にすべきでしょう。
法律違反をしているかどうかといえば?
気になるところは
有料の会員になるということに同意する分かりやすい確認画面があるのかなあ、と思ったりします。先に進んでいないからわかりませんが、おそらく、ないでしょうね。もとは、入会の申し込みではなく、商品の購入ですから。
⇒たとえば、こんな確認画面です
□プライム会員(年会費3900円)への入会に同意します。
↑チェックをして進む
さすがに、この小さい文字で規約に同意して有料会員に登録することを確認したとするには無理があるでしょう。
ただ、会員登録のメールがくるでしょうから、多くは、そこから解約するでしょうね。
しかし、メールに気付かずに、30日経過したとすれば苦情になります。
もし苦情を出れば、おそらく同様の苦情は多いと思いますので、解約に応じているでしょうね。
解約理由・法律的に考えてみると
錯誤無効
『有料の会員になるつもりはなかったのに、小さい字でわかりにくく、明確な確認表示もなかったので有料の会員になることに気がつかず、結果的に有料会員に入会になっていた。』
『無料体験の申し込みが有料会員への自動申し込みになっている』ということが、誰が見てもわかるような表示でなければ特定商取引法に抵触する可能性はあるでしょうね。さらに、商品購入とは別に、有料会員に申し込むことについての分かりやすい確認同意表示が必要でしょう。
とすれば、解約に応じざるを得ないのではないでしょうか。
ネットでは、多くのトラブル体験が報告されています。
特定商取引法や民法を祖店とすれば面白いかもしれませんね。