格安スマホについて

カテゴリー:携帯電話 投稿日:

イオンの格安スマホの発売について、大きく報道されましたので、ご存知の方も多いのではないかと思います。
格安SIMを使った携帯電話やスマホなどは以前から存在しましたが、一部マニア的なもので、今回、流通大手のイオンが取り扱いを始めたということで大きな反響となっています。
イオンニュースリリース
2014年3月31日 / JAPAN ご家庭の通信費を大幅削減!「イオンのスマートフォン」発売[イオン(株) 日本通信(株)] (602KB)PDF
http://www.aeon.info/news/2014_1/140331R_1.html

特に、携帯電話からスマートフォンに市場が移っていく中で、通信料が格安になるということで、通信料の少ない消費者や高齢者等の利用が見込まれます。
消費者の選択肢が広がっていくということは、当然、新たな消費者相談も増えてくることが予想されます。
まずは、相談現場で適切に対応できるように、格安スマホとは何か、どんな消費者トラブルが考えられるかというのを考えたいと思います。

日本経済新聞・・・http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ040DE_U4A400C1EA2000/

イオン、格安スマホ発売 3割の店舗で予約分完売

2014/4/4 23:02
イオンは4日、全国の総合スーパー約170店で格安のスマートフォン(スマホ)を発売した。端末と通信サービスのセットで月2980円(税抜き)と、大手携帯電話会社の半額以下。1日から4千台分の予約の受け付けを始めたが、3日までに3割の店舗で予約分が完売した。
イオン幕張新都心店(千葉市)で同端末を購入した千葉市の男性(72)は「ずっとスマホが欲しかったが、月額の負担が重いと思っていた。安い商品が出て買う気になった」と笑顔を見せた。
イオンのスマホの端末は米グーグルと韓国LG電子が開発した「ネクサス4」。既存の携帯電話会社から回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)である日本通信の通信サービスを組み合わせる。ネット接続の通信速度は最大毎秒200キロビットと低速で、動画の閲覧には向かず、主な用途としてメールやインターネットサイトの閲覧、SNS(交流サイト)を想定している。
ただ自宅などで無線LAN(構内情報通信網)「Wi―Fi(ワイファイ)」を利用すれば、高速通信で動画も閲覧でき、シニアや学生、主婦らの需要を見込む。イオンリテールのデジタル事業開発部の橋本昌一部長は「今月中に完売できるのでは」と話し、月内にも第1弾の全8千台が売り切れる見通しを示した。
また大手携帯電話会社のスマホは2年単位契約の割引プランが主流で、各社とも途中で契約を打ち切る場合に1万円近い解約金が必要。イオンのスマホでは解約金がかからず端末の未払い分の返済だけで済み、25カ月目からは通信費のみの月1560円で利用できる。
スマホの通信料金は高止まりが指摘されている。イオンは大手携帯電話のスマホも販売しており、「格安航空会社(LCC)の携帯電話版で、消費者のニーズに応じた選択肢を増やすのが目的」(同社)と説明する。格安スマホへの支持が拡大すれば、従来の大手携帯電話会社の料金体系の慣習に一石を投じることにもなりそうだ。

もともと格安SIMを使った価格破壊を目指している「日本通信」(B-MOBILEと)という会社があり、そこから供給される商品になっています。
日本通信はほかの事業者にも供給しています。単なる格安SIMだけではデータ通信しかできないところですが、今回は普通に電話が使えるということです。

格安SIMとは

格安SIM(Subscriber Identity Module)は、安価なモバイルデータ通信サービスの一種。一般に、月額1000円以下の基本料金で提供され、データ通信量や通信速度に一定の制限が設けられているデータ通信サービスを指す。携帯電話事業者から携帯電話のネットワークを借りてサービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)の形が多い。出展:日系ネットワーク http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20140313/543385/

大きなデメリットとしては、データ通信速度が遅いということです。
単位がMとは違う「200kb」ということなので、第3世代のFOMA(数M)より前の、第2世代MOVAぐらいでしょう。
イメージとしては、昔、電話回線にPCをつなげて、使用していたころのようです。
当時はそれでも普通に使っていたのですから、データ量の少ないHPやメールだけだったら問題は少ないと思います。
ただし、イオンの説明にもあるとおり動画は難しいでしょうし、重いHPもきついでしょうね。また、メールに写真を添付して送受信するのも昔の携帯電話のような小さい画像でないと、しんどいと思います。

今回のイオンのスマホの大きな特徴は、データ通信だけでなく、090や080の電話が使えるということです。
データ通信専用の格安SIMだったら、2台持ちしなければならないところを1台ですみます。
また、データ通信速度が遅いということでデータ通信料金も格安になっています。

では、この格安スマホは「買い」かというと、私は「?」ですね。
端末代金が34080円(1420円×24ヶ月の分割)で毎月1560円の定額通信料+通話料金20円/30秒
まず、端末代金は大手3社では旧モデルで0円というのがあります。
維持費も、乗換割りや学割、スマートバリューなど多種多様です。
機種を0円で購入して、月々割を適用すれば3000円ほどで維持できる機種もあります(i-phone5s)。
とはいえ、料金体系を理解して量販店を回って考えて購入するのに比べたら、イオンの格安スマホは楽でしょうね。
端末代金を支払い終わったら、格安維持費で電話番号もそのまま使用できるというのがいいところです。

さて、消費者からの相談としては
圧倒的に、「速度が遅い」ということでしょう。最近のHPはトップページだけでも重いですし、容量の大きい写真付きメールがなかなか受信できないなどが考えられます。
ここまで遅いとは思わなかった。
店員の説明ではこの遅さは分からなかった。
使いたくないので解約したい。
このあたりでしょうね。

遅いのは分かっている話ですが、相談員として、通信速度に関して、2G、3G、LTE、ISDN、ADSL、光などと比較しながら、説明してください。
店員の説明不足を追及するのは、少し無理があるかもしれませんね。事業者に変な追求して、クレーマー相談員と思われないように上手な聞き方をしてください。
解約に関しては、端末の残りを支払うことになりますが、これも契約時の説明を理解しているかどうかになります。分割払いについては、ほかのキャリアと同じ考えですね。
最低利用期間が短めですが数ヶ月あります。2年ごとに2年の契約というのではなく、それだけの縛りなので、その期間さえ過ぎれば解約金は必要ありません。

B-MOBILEのイオンの格安スマホを参照してください。
http://www.bmobile.ne.jp/aeon/index.html

まあ、深いことを考えずに使う消費者であれば、こんなものだと思うかもしれませんが、自己主張のある消費者だとしんどいかもしれませんね。
ちなみに、イオンの格安スマホですが、ほかの格安事業者と比較した場合、ずば抜けて安いということはありません。
ただ、格安SIMの世界に入ってしまうと奥が深くて難しいです。

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