研修バブル終了か?

先日、国民生活センターの移行の動きをまとめましたが、地方消費者行政の消費者庁創設時の当初の基金が平成24年度でほぼ終了しました。
少し繰越や新規事業の基金もありますが当初目的である「相談窓口の設置、相談員の資質の向上(研修開催・研修参加・旅費等)、相談員の確保または待遇向上のための人件費」が基本的に終了したということになります。
今後、同等のことを実施しようとなると、消費者行政担当部署が予算取りを行って確保していくという通常の流れに戻りますので、地方の消費者行政の力の入れ具合によって格差が生じてくると思います。特に、研修予算はなかなか通りにくく、特に旅費は出にくくなります。
行政の庶務を管轄する事務屋さんの考え方としては、まず、遠隔地の研修に旅費を支払ってまで行く必要があるのか?というハードルから入ります。また、複数の相談員が参加するとなると、なぜ複数いく必要があるのか?というハードルもあります。
基本原則に立ち返ると、外部研修は誰かが代表して参加し、それを職場に持ち帰って報告(復命)し、全員が研修に参加したのと同とになる、というものです。ここが徹底されているセンターは少ないのではないでしょうか。
基金によって国民生活センターに旅費宿泊付きで何人も参加できた研修バブルは終わりました。

個人的に研修の活発さを計る物差しにしていたECネットのブログの原田由里さんの研修報告が25年の1月でばたっと止まっています。単に更新していないだけかもしれませんが、もしかすると、どの自治体も予算を使い切ったのかもしれないなあと感じています。

ECネットワーク
http://www.ecnetwork.jp/
ECネットワークBLOG
http://blog.canpan.info/ecnetwork/

今後の相談員のスキルアップについて考えてみたいと思います。
もちろん、スキルアップに興味はない相談員には関係ありません。ただ、相談員としての能力が不足すると、相談対応時間が長くなる、解決方法が分からない、消費者だけでなく事業者からも責められる、センター内でもいづらくなる、心身が疲れてしまう、等の状況に陥ります。
少なくとも、このサイトを訪問されている方はスキルアップをしたいと望んでいる相談員だと思っています。

現状は
・消費者被害が社会的にも注目されているので、相談員には相応の能力が求められるようになる
・知識だけではなく、コミュニケーション能力等の技能も求められる(見直し検討中)
・地方消費者行政活性化基金が基本的には終了し、25年度以降は研修機会は激減する

今後は
・少ない研修機会を最大限に活用する
・国民生活センターのオンデマンド研修は必ず見ておくこと(一定期間しか閲覧できない)
・WEB版国民生活は無料なので最大限活用する→http://www.kokusen.go.jp/wko/index.html
・今や唯一の消費者関連雑誌である関西消費者協会発行の「消費者情報」を購読する→http://www.kanshokyo.jp/jigyou/joho/
・書籍やNET情報を収集し、自分で勉強する
・時間外に無料のセミナー等に参加する
・時間外に有料のセミナーに参加する
・時間外にに勉強会や情報交換会を開催する
・自腹を切って「消費生活相談員スキルアップ講座」の会員になり積極的に参加する

下へ行くほど、モチベーションや時間、お金が必要になってきます。

最後に、
この消費生活相談員スキルアップ講座は平成25年4月から有料会員制(月1500円程度)にする予定です。
また、掲示板等による情報交換や交流、各地で勉強会の開催も考えています。
ただし、今度の春に仕事を退職し、会社を立ち上げればという前提になります(私にとってラストチャンスなので、できなければ卒業します)。

国や行政の研修や相談員のバックアップ体制が川上からの支援だとすれば、私は草の根からの支援をしたいと思います。
困ったときに気軽に消費者庁や国民生活センターや都道府県担当者や先輩相談員に相談できる人もいれば、性格的に聞きづらい、相談できる人がいない、新人なので簡単なことも聞きづらい、1人相談員である、など個人的な事情や環境に恵まれていない場合もあります。
また、都心部の相談員で環境に恵まれていたり、ベテラン相談員でも、さらなる勉強をしたいということもあると思います。
さらに、「消費生活相談員試験認定試験の勉強部屋」からのステップアップや、新人相談員のステップアップとして活用していただきたいとも考えています。

これまで3年以上続け、個人的には自信を持っておすすめしますが、他人からの評価は別物です。そこのところは、みなさん自身で判断していただくしかありません。
みんさまの最大の関心ごとである私のプロフィールは今の仕事を辞めてからの公表となりそうですので、ご了承ください。

スポンサーリンク