ヤミ金からの押し貸しの元本返却 その1

このような相談を受けた場合にどう助言したらいいでしょうか

スポーツ新聞の広告でお金を貸してくれる業者に電話して個人情報を教えたところ、契約の了解もしていないのに口座にお金が振り込まれてきた。
法定金利を超えるヤミ金業者のようである。後からトラブルになるのも嫌なので、お金を返却したいが連絡がつかない。
どうしたらよいか?

相談現場でもありがちな事例ですが、みなさんならどのように助言しますか?
ケーススタディとして考えてみてください。

今回、なぜ今更の話を書いたかというと、先日、簿記の専門学校の記事の中で、
「Tには無料のセミナーや講座の1回目の無料体験入学の制度があり、たまたま行政書士講座の民法のセミナーがあったので受講しました。このセミナーは相談現場でも「なるほど」という話がありましたので別の機会に記事を書きたいと思います。」
と書きましたが、そのときにこの話を先生としました。
実は、このセミナーは参加者が私一人だけだったんです。申し込む気もないのに参加して少し後ろめたい気持ちと、一人居心地が悪い気持ちとで複雑でした。まるで家庭教師のようでしたが、先生は司法書士事務所を開いており、せっかくの機会なので、今回の話などを交えて、司法書士事務所の現場の話も聞いてみました。

結論的には、私の考えとは少し異なる考えでした。それはまさしく、先日弁護士の視点について書いたものと同じような違いでした。

相談員であれば、この話は目新しいものではなく、十分知っていると思いますが、そのとおりの対応を選択するかどうかは様々だと思います。

法律の専門家の回答は
「元本も返還する必要がない」
ということになります。

次回の(その2)で法律的な解釈について、(その3)で現場での対応について考えてみたいと思います。

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