カンブリア宮殿 仏壇のはせがわ (2012年2月16日)

カンブリア宮殿
2012年2月16日放送
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20120216.html
時代を捉える変革力とぶれない信念だけが勝利を生む
ゲスト
はせがわ 会長
長谷川 裕一(はせがわ・ひろかず)氏

動画のページ→http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/dogatch.html
カンブリア宮殿→http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
テレビ東京系列 毎週木曜日 22時~
※テレビ放映の内容と動画配信の内容は若干異なります

仏壇という特殊な世界に革命を起こした会社の話です。
・従来の仏壇はとても高価だった。職人が設計図もなしに経験で手作りしていたことが要因である。そこで、設計図を作るなどのマニュアル化を行い、製作日数を半減にするなどにより、価格に大幅に下げることができ、身近に購入できるようにした。
・客を待つのではなく、災害現場に出向いて営業するという常識破りを行った。突然、肉親をなくされた方には拠り所としての仏壇が必要であるとの信念があるからである。

などなど、ビジネスの世界や人とのコミュニケーションの重要性など感心しながら見ていましたが、ここでもあの言葉が出てきましたので、今回紹介したかったのです。
相談現場でも通じる言葉です。

(動画#5の5分過ぎぐらいから)
社員に徹底している4つの禁句
・ありません
・知りません
・わかりません
・できません本当にないのか、本当にできないのか
「お客様に何とかしてあげたい」という思いがあれば、できないことはない一番大切なのは自分の身をいとわない
無意識のうちに体が動く、めんどくさいという発想はない
話し上手よりも聞き上手

相談現場でも、安易に4つの禁句を使っていませんか?
役割的にできないことは当然ありますが、相談員は、「それをできる方向に変化させてあげて、やってあげる」ことが大切です。
無茶な要求のように思えても、一時的な怒りの状態になっているのであって、スタンダードな第三者の考え方を示してあげて、できるだけ要望に沿う形で消費者センターがあっせんしてあげることが重要ではないかと思います。慰謝料の話が出てきたら、法律相談に振るのではなく、なぜ慰謝料という話が出てきたのか、本当に慰謝料が欲しいのか?単に怒りの表現がうまくできないので慰謝料と言ってるだけで、本音は違うのではないか?ということを、しっかりコミュニケーションの中で信頼を得て聞き取ることです。意外にもなんでもない話だったということも少なくありません。
トラブルにあった相談者に何とかしてあげたいということを最優先に考えることが大事だと思います。
今回の放送で、そういう考え方を再認識しました。