消費者情報 2014年9月号 (関西消費者協会)

カテゴリー:消費者情報 投稿日:

関西消費者協会が発行する「消費者情報」です。無料のWEB版に移行した「国民生活」と並ぶ、唯一の消費者関連市販雑誌です。

関西消費者協会 http://www.kanshokyo.jp/
消費者情報 http://www.kanshokyo.jp/jigyou/joho/

今月号から気になる記事を紹介します(黄色背景がおすすめ記事です)。
特集は「もしや認知症?!  超高齢社会を生きる」です。

もしや認知症?!  超高齢社会を生きる

■巻頭インタビュー
松本診療所(ものわすれクリニック)院長 松本 一生さん
認知症と共に生きる - 臨床の現場から -  編集部
http://kanshokyo.jp/jigyou/joho/interview/454-2

■特 集
認知症と向き合いつながる社会へ
二つの事件から考えるこれからの課題  介護ジャーナリスト 小山朝子
・「2007年に認知症の男性が徘徊してJRにはねられ、振り替え輸送等の3600万円の賠償支払い判決が出た事件」と「認知症の姉妹が4800円ものリフォーム詐欺にあった事件」の2つが紹介されています。

認知症高齢者に係る相談事例から
判断力が不十分な消費者の契約トラブル  (独)国民生活センター 保足和之
・相談の多い商品・役務・・・新聞、健康食品、ふとん
・販売購入形態・・・訪問販売、電話勧誘販売
・相談事例が5件紹介

認知症をめぐる消費者被害
宮城福祉オンブズネット「エール」消費生活専門相談員 和田英子
・東日本大震災の義捐金等1000万円のうち200万円を電話勧誘で投資して追加で1000万円請求され連絡が取れなくなった認知症の事例紹介

介護現場から見た、認知症と介護保険
京都ヘルパー連絡会 ホームヘルパー 浦野 喜代美

まちで、みんなで認知症の人をつつむ
大牟田市の取り組み  グループホーム ふぁみりえ ホーム長 大谷るみ子

一人で悩まず、仲間を求めよう ! 「認知症の人と家族の会」の活動
(公社)認知症の人と家族の会 代表理事 髙見国生

超高齢社会を支える成年後見制度
成年後見支援・普及センター トムテ 事務局長 堀 泰夫

介護保険サービスがあっても… 家族の苦悩  編集部

消費者問題の原点・カネミ油症事件 第4回
カネミ油症被害者の救済に向けた市民運動と二つの法律  編集部

■シリーズ
がんばれ! 消費者委員会  消費者委員会事務局

くらしあんぐる 2014 「電子マネー、親子でルールを」  中日新聞生活部 福澤英里
・子どもに電子マネーを与えるとお金の価値の重みがわからなくなるので慎重にする必要がある

ADR機関を活用しよう ! 「交通事故の修理に係わる費用請求の解決事例」 総合紛争解決センター
・自動車の物損事故で、修理費等約35万を請求したが、平成11年登録の車で時価勝ちは10.5万だったので、時価額以上の賠償はしないとした事例で、あっせんんいより22万円となった。
※確かに時価という考え方をすればそのとおりかもしれませんが、勉強になりました。

現場からの情報 【相 談】 遠隔操作によるプロバイダ変更
・大手通信業者の代理店の社員らしき人物から、プロバイダ料金が1100円から997円になると勧誘され、遠隔操作で手続きしたが、説明と違った。
※以前記事でとりあげた遠隔操作ですね。全国的にいっせいにこの商法をやったんでしょう。

現場からの情報 【テスト】 キャンドルブッシュを含む健康茶

判例に学ぶ 「大学受験予備校の学費不返還条項について消費者団体による差し止めを認めた事例」
弁護士 辰巳裕規
・予備校入学後に退学したときの学費の返還について、大学と予備校では追加募集の考え方が違うとして、授業料の全額を返還しないとした条項は無効とした
※入学後の授業料は返還されないというのが常識でしたが、予備校の場合は中途入学により追加募集ができるので、平均的損害が大学とは違うという考え方はとても勉強になりました。ぜひ読んで欲しいと思います。

Consumer’s Eye  編集部
→消費者情報のHPで閲覧することができます http://kanshokyo.jp/jigyou/joho/consumerseye/454-2/

団体訴権への展開   ひょうご消費者ネット
「新聞購読契約の不当条項の改善申し入れ」
・訪問販売による新聞購読契約に関する消費者トラブルは後を絶たない
・契約書の改善、月の途中での中途解約時の割高な清算方法の改善等を申し入れ

ネット漂流 「無防備な大人の投稿が子どもを危険にさらす」  NIT情報技術推進ネットワーク 篠原嘉一
・大人が親族の子どもの写真をかわいいとしてSNSなどに投稿する事例があるが、個人情報を特定され犯罪にあう可能性があり、危険な行為である
・SNSで子どもが簡単に個人情報を書き込むことは危険であるが、SNSについての消費者教育が十分ではない
・リスクを減らす4項目「情報は紐づく!」「個人は特定してなくても端末は特定できる!」「位置情報は画像で詳細な環境が見える!」「あなたの投稿は消えない!」
※いつもどおり勉強になる記事です。私の希望ですが篠原さんにネットの使い方や危険性について子供向けの研修教材を作って欲しいと思います。そうすれば誰でも子どもに消費者教育をする機会を増やすことができると思います。私も標準教材があれば地域での啓発活動もやってみたいと思います。

Information ―インフォメーション―
Communication ―コミュニケーション―

リンクはこちらです
関西消費者協会 http://www.kanshokyo.jp/

オンラインショップ
消費者情報 2014年9月号 http://shop.kanshokyo.jp/shopdetail/000000000102/

消費者情報 blog magazine版 サポートスピリット
『消費者情報』9月号(454号)発売!http://kanshokyo.jp/blogn/index.php?e=233
消費者情報  2014年 9月号


(参考)ちなみに、私も過去に4回商品テストに関する記事を書いておりますので、センターにバックナンバーがあればぜひご覧ください。
現場からの情報【テスト】
①平成22年(2010年)11月号:ふくらまなかったボンベ装着式ライフジャケット・正しい使い方の確認を
②平成23年(2011年)5月号:ベビーカーの指はさみに注意・カバーで事故防止を
③平成23年(2011年)9月号:花火用の「ろうそく」で火傷・「カップ型ろうそく」の液面発火に注意
④平成24年(2012年)5月号:相談現場での製品事故対応の実際・「ふくらまなかったボンベ装着式ライフジャケット」
※特に④は今後、ケーススタディの研修でやりたい内容をまとめています


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