カンブリア宮殿 マクドナルドCEO (2012年3月22日)

カンブリア宮殿
2012年3月22日放送
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20120322.html
どうすれば変われるか?“マック改革”の全貌
ゲスト
日本マクドナルドホールディングス株式会社
代表取締役会長兼社長兼CEO
原田 泳幸(はらだ・えいこう)氏

動画のページ→http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/dogatch.html
カンブリア宮殿→http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
テレビ東京系列 毎週木曜日 22時~
※テレビ放映の内容と動画配信の内容は若干異なります

改革の成功要因は「業績」である
業績がなかったら
どんな正しいことも
どんな正しい戦略も
どんな正しい改革も
正しくない

社長は「職位「ではなく「職種」である

カンブリア経営塾
悩める社長に原田の名解答
原田さんへ質問!

「若き経営者の悩み」
①長野・池の平ホテルの28歳の社長(創業者の孫)
Q.経営者の立場で僕の信念、軸がぶれてしまうことでメンバーが迷ってしまう機会をよく目にすることがあります。
どうしたら迷わずに見据えられる軸、旗を示し続けることができるのか。
なぜ軸がぶれない経営ができるのか?
なぜ自分の戦略が正しいと確信できるのか?
A.まず、今のビジネスが大好きで仕事を誰よりも熱心にやっていると確信をお持ちですか?
ずっと考えていれば何か知恵は出てくると思う。外的要因のせいにしては絶対いけない
マーケットが減っているからって業績不振だと言ってはいけない
もうちょっとアドバイスすると
新規顧客をお招きすることに何をされてますか?
来店頻度を上げるために何をされてますか?
この2つだけを一生懸命考えたら何かヒントが出てくる

「職人集団の悩み」
②カスタムカー専門店
職人11人・売上減少で一般車の修理や車検をやりたいが職人のモチベーションをさげたくない
Q.従業員のモチベーションを下げたくないが、本業以外の仕事もやらないと食べていけない
A.専門職、すばらしいアーチスト集団を持っているのは強み
経営というのは、その専門職のアーチスト集団に素晴らしい舞台をつくって、もっと素晴らしいアートをプレーする場を作るのが経営者の仕事
車検も普通の修理もするべきだと思う。ただ、そこは差別化するところではない
お客様をお招きする機会点をつくるということであって、そこが商売の成長の柱になってはいけないと思う
新規顧客を車検と修理で招いて、カスタマイズのところで付加価値のあるビジネスをやる

「モノづくり現場の悩み」
③金属メッキ処理専門
Q.環境の変化があまりに早すぎて人材づくりが追いつかない
A.私は実は若い頃エンジニアだった
いつもやらなければならない仕事は、理不尽なスピードで、理不尽なコストで、とんでもないことを実現しろといわれる
それをやらされる中で、一生懸命考える中で、新しいアイデアが生まれる
できそうなことを考えさせても、新しい発想はできないと、そのときに学んだ
人材を育成するときの基本は、育つのを待ってはいけない
潜在能力があったら、やったことがないことをやらせて
成功するように周りが支援する
それしか人材は育たない
やったことがないことをやらせることが一番の教育

※原田さんの回答が即答であったことがすごいですね。どれも当たり前だけれども、改めて気づかされることばかりで的を得ています。
「相談員の人材育成」や「相談員が最大限に力を発揮できる環境」はあたりまえだけれども、みなさんのセンターではなされているでしょうか?
ぬるい人間関係や職場環境になってませんか?