スマートフォンからガラケーへの回帰
スマートフォンが主流を占めた今の状況ですが、ガラケーが見直されて売れているようです。
私は必然の流れではないかと思います。
以前にも書きましたが、スマホは基本的にパケットつなぎ放題に入る必要があります。
しかも、3GからLTEの代になって、段階的なパケット契約ではなく一気にフラット料金が適用されます。
したがって、最低でも6000円は支払うことになります(各種割引は入れてません)。
携帯各社がスマホに力を入れるのが、この月額料金のためです。しかも、2年縛りの月々割りで機種代金を実質無料にしても、2年間は6000円支払うことになるので、携帯会社の収益は高いレベルで確保されます。これが携帯会社が元気になってきた要因です。
若い世代で「つなぎ放題」が当たり前と考えている場合はこれでいいのですが、あまり使わない人にとってはこの料金は重くのしかかります。
「家族への通話とメールだけでWEBは使わない」という人がスマホにすると、WEBを使わなくても6000円が必要です。
ガラケとの大きな違いは、メールを使用するのにガラケーでは単純にパケット実費でしたが、スマホではWEBでアプリを使ってメールをすることになります。アプリを動かすためにはWEB接続が必要というわけですね。WEBを使わずメールだけという使い方は難しくなります。
家族への通話はガラケーもスマホも無料という点では同じですが、ガラケーのプランではメールが使い放題というプランが主流です。
基本料780円とi-modeの315円で運用することができます。
5000円近い差がライトユーザーには重く感じて、ガラケーに戻るという現象が起こっています。
高齢者やキッズですね。
さて、ガラケーですが、安いモデルだと実質0円があります。つまり、2年縛りになるけど1000円程度で運用できるというものです。
もし、乗換えや学割で基本料を無料にできれば、ほとんど運用コストが不要になります。
私が秋に紹介した携帯は50円程度で運用しています。2年後にMNPを狙っています。
通話料のプランも同じ会社同士だと夜間を除き無料になります。これも強力ですね。
携帯は1人1台の時代になりました。家族みんなが持つときに、ランニングコストを意識するだけで家計の節約になります。
この節約プランはソフトバンクがリーダーシップとなりました。これについては別途記事にします。
このサイトで携帯関連の記事を読まれている方は、何となく携帯にかかる「費用」について意識しだしたのではないでしょうか。
量販店で「なるほど」と思ったり、新聞のチラシを見たり。なかなか、真実は隠れていますが、こういうバックボーンを意識するとお店を見ているだけで勉強になります。
現場の相談員として、最新の販売事情を意識していることが、関係する複雑な相談にも何となく筋道が見えてくるようになるのではないかと思います。
このサイトでは継続的に携帯電話やITを取り上げますので、最新の流行や若者に少しでもついていけるように勉強してほしいと思います。