人の話をきくこと(TVタックルより) その1
たけしのTVタックルを見ていました。
相談業務に役立つ要素が山盛りです。
ほかの討論番組とも共通しています。
もちろん、内容についてのことではなく、コミュニケーションという観点からです。
「人の話を聞かない」「人の話に割り込んでくる」「都合が悪い話は違うものに転嫁する」
大の大人が情けない。4人も同時に話をしたら何を話しているのか分からない。
子どもの見本にはできないので、子どもに見せれないです。といいながら自分の子供に解説してました。
ブラウン管を通じて冷静に見ていたら、客観的に評価することができます。
この状況を苦笑いで見ている出演者もいました。
さて、この議論のやり取りは、相談現場での難苦情事例とよく似た要素を持っています。
相談者や事業者と意見の食い違いや誤解から、話しのかぶせあいになったことはありませんか?
相談員はどちらかというと「苦笑いで見ている出演者」になることが大事だと思います。
しかし、当事者になってしまうと、なかなか冷静になることができないんですよね。
私自身も、ついつい感情的になって同じことをしてしまうことがあり、あとで反省してへこみます。
相談業務では、相談員対相談者、相談員対事業者、そしておそらく相談者対事業者でも、同じ場面が出てきます。
はたから聞いている(見ている)第3者にとっては状況がよく読めてきます。
この番組はあまり見ていないと思いますが、出演者の中で、共感を持てる出演者と、関わりたくない出演者がいると思います。
どのような人間像がどのような行動をするのかも。
冷静に見ていれば一目瞭然です。
まあ、テーマが「日韓問題」など議題が議題だけにお互い感情的になっても仕方がないかもしれませんが、相談業務では議論が公共ではなく個人になるので表現がストレートになります。
「人の話を聞かない場合、どのような背景があって、どのように対応すればいいのか」
次回は、討論番組を教訓として、相談業務にいかに活用するかということについて具体的に解説したいと思います。