メニューの誤表示
ホテルのメニューの誤表示?偽装表示?については今なお報道されているところです。
このニュースを見ていて、10年以上前の記憶がよみがえりました。
とある雑誌に日本一おいしい朝食という記事を書いた作家の話です。
某グループの一流ホテルの朝食の「焼きたてクロワッサン」と「絞りたてフレッシュオレンジジュース」が日本一おいしかったので、再びこのホテルで注文したときのことです。
「絞りたてフレッシュオレンジジュース」を飲んでみると、フレッシュではなく普通のオレンジジュースの味だったので、注文を間違えていないか店員に確認したら、間違ってましたということで、フレッシュオレンジジュースが提供され、とてもおいしかったということです。どちらかというと、店員の適切な対応について評価した美談的な話という流れでした。
今思うと、これって、間違ったのではなく、もともと出す気がなかったということなのか、と思いました。
味の見分けがつかない消費者には何を出しても気づくことがないだろうという考えがあるのかもしれませんね。
消費者は表示や出されたものを信用するしかない弱い立場ですから。
その記事を読んで以来、すっとそのホテルで朝食を食べてみたいという思いがありましたが、「・・・」という気持ちです。