とにかく、やってみる

「サムライインキュベート」代表取締役の榊原健太郎さんの会社のモットーは
「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える!!」です。

「できるできないでなく、やるかやらないか」という格言はよく耳にしますし、ベンチャー魂あふれる人たちが口をそろえていう言葉です。

「やる」「やらない」の二者択一は乱暴だという声もありますが、この格言は一つの「心がけ」だと思います。

「できる」「できない」の段階は、思考が行き詰っている状態で前にも後ろにも進めなくなくなっています。
こんなときは、とりあえず、何らかのアクションをおこすのです。
小さなアクションでもいいのです。知人や専門家に相談するというものでも。

アクションするということは、自分自身の考えを伝えることになります。
コミットメント(宣言)のようなものです。
私がいつも実感しているのですが、コミットメントすると、その言葉が急に生きてくるのです。
生きた言葉になるからこそ、動き始めるのです。
動き始めると、周りの人から様々なヒントを得ることができます。
すると、それがフィードバックされて、ブラッシュアップ(磨き上げられる)されていきます。

興味のあるセミナーがあったとします。
どうしようかな、次回でもいいか。とは思わずに、時間が作れる限り、とりあえず、行ってみることにしています。
もちろん、参加費が高すぎれば躊躇しますが、ゆるせる範囲なら行きます。
お金を出していく限りは、前列でひとことも聞き漏らさないという気持ちで挑みます。
1つでも、ヒントが得られたら、儲けものと思っています。

私の独立の話も3年近く自分ひとりの心の中で育てていました。
コミットメントしたことで、思ったよりも生きてきて、どんどん変わってきます。
今も、その状態が続いています。
大きな方針転換もいとわない気持ちです。
そのひとつは「株式会社」ではなく、「一般社団法人」という選択をするという大きな方針転換です。

アクションも小さなものから大きなものまであります。
対象によって、簡単にアクションできるものから、きちんと準備してからアクションしなければならないものまであります。
相談現場では、ほかの人に相談するのは簡単なアクションですが、対事業者へのアクションはある程度準備しなければなりません。
それが、ロジカルシンキングにも相当します。
積極的な心がけが大切です。

冒頭に紹介した榊原さんと話をする機会があったのですが、そのへんにいる兄ちゃんという感じでした。
東京一極集中ではなく、地方からも盛り上げて欲しいと、はげまされました。

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